元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第2037回
ガン治療の欠陥

どうも、いまの西洋医学のガン治療の発想法、
つまり「標準治療」では限界があるのではないか?
このコラムでは、僕の10年のガン体験から、
免疫療法、漢方のみならず食事法、呼吸法、心身療法も含む
「非標準治療」と呼ばれる代替療法も合わせた
統合医療が見直されるべきではないか?
いや、心や魂も癒す、人間丸ごとを見る
ホリスティック医療が待たれている・・・ということについて
なんども書いてきました。

僕自身、最初はむごい手術を拒否して、
放射線+抗ガン剤治療+漢方複合薬(天仙液)+健康食品(SOD)
という統合的な組み合わせ治療で、
食道ガンの腫瘍を寛解することができました。
さらに退院後は放射線治療を短期でやめ、
漢方せんじ薬を日々服用し、
マクロビオティック玄米菜食法を足掛け10年継続することで、
幸運にも延命できました。

僕の周りには食道ガンだけでなく、
肺ガンや肝臓ガンやさまざまなガンに見舞われた
友人知人がおりましたが、
いわゆるガン病棟の標準治療だけに頼って、
なんども手術や強い抗がん剤を繰り返した人は、
たいていが、激しい疼痛にやせ細って亡くなり、
ほんとうに悲しい思いで見てきました。
僕自身、スワっ、再発かなとあわてたときも、
思い直して辛抱強く、漢方の調合をかえてもらったり、
マクロビオティックの伝統療法によって体を冷やさないようにして
なんどもなんども危機を脱してきましたから、
やはり、ガンとは、いや、人間の命とは
ただ「切ったり、叩いたり、焼いたりする」
西洋医学の治療だけでは限界があるもんだと実感してきたわけです。

では、どこへ行ったら、そうした統合的な治療や
体に優しい養生法の組み合わせ療法を教えてくれるか
というと、大学病院やガン専門病院は
「手術」「抗ガン剤」「放射線」以外の治療法は
科学性も証明性もないまやかし療法だと片付けて、
教えるどころか、馬鹿にされてしまいます。
しかし、そうはいっても、いまの法律では、
ガン治療は「手術」「抗ガン剤」「放射線」といった
標準治療以外に公認されていませんから、
もし、いのち全体を見てなんとか体のダメージを少なくして
快適に延命していこうと気づいた人は、
自分で、漢方や食事法などを組み合わせた
いわゆる養生法を
うまく組み合わせて行く知恵が必要なわけです。

ガンと長いこと付き合ってくると
たいていの患者さんはこうしたことに気づきますが、
やはり、ひとりで考えたのでは心配になって、どうしても、
「手術」「抗ガン剤」「放射線」に頼ってしまうことになります。
そして大学病院やガン専門病院の医師たちは、
「手術」「抗ガン剤」「放射線」の手立てを失うと、
「余命3ヶ月です。緩和病棟に行って死を待ちなさい」
といわんばかりのことをすぐに宣告します。

う〜ん? 
これがいまの西洋医学一辺倒のガン治療の欠陥でしょう。
少なくとも、僕はそう思っています。
では、どうして、こんな偏狭な医療を常識とする
社会が出来てしまったのでしょうか?
僕は食事療法の工夫のために二つの雑誌を毎月読んでいます。
ひとつは「月刊マクロビオティック」、
もうひとつは「むすび」という
やはりマクロビオティック玄米菜食法の月刊誌ですが、
今発売の「月刊マクロビオティック」の持田鋼一郎さんという
歌人で翻訳家の連載コラムに、
西洋医学一辺倒になった歴史が書かれていますので、
明日、紹介しましょう。


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2008年3月25日(火)

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