元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1959回
ガン切らずに延命10年目(3)

寿命がくるまで、いかに免疫力、気力体力を高めていくか?
ここに集中して、食事や漢方による生命エネルギーアップの
養生を繰り返して、人生をソフトランディングしていく。
ガン切らずに10年の延命力の秘密は、
「ガンにもありがとう」
「すべてにありがとう」という気持ちで続ける、
こうしたスローヘルス養生法にあると、感謝している――、

ちなみに「すべてにありがとう」という話は、
「いのちの手帖」創刊号の
エッセイ特集のひとつに取り上げたテーマで、
80歳を超えて病気知らずで元気に過ごしている方や、
手術後、食事療法などで上手にガン延命を果たしている
患者さんのエッセイなどを特集した――、
僕もこの中で「数奇なる体験は、運命の授かりもの」
と題する原稿を掲載したが、残念ながら
創刊号(2004年発売)は売り切れでお手元に届けられませんので、
そのときの僕の「ガン切らずに延命」のエッセイを再録するー―
という話の続きです。

           *

しかし、その裏では
「可哀想にあいつも、とうとうお陀仏か!」
という噂が巡り巡って僕の耳元にはよく流れてきたのも事実です。
こんな噂には、慣れっこにはなっていたのですが、
遠く離れた田舎町では、ほんとうに7年間、
「仏様」として、わが身があの世に送られていたようで、
この話を聞いたとき、僕は大笑いしながらも、
不覚にもポロポロと涙を流してしまいました。
しかし、待ってください。
たしかに、毎年、30万人がガンで亡くなり、
ふたりに一人がガンに襲われるといわれますが、
再発や転移の不安を抱えながらも、
300万人以上の患者さんたちが
さまざまな療法で工夫しながら延命しているのです。

いまは、最新医術も医薬品も日進月歩ならぬ
“秒進分歩”の進歩を遂げておりますから、
治療の選択肢も広がりました。
患者と家族の考え方や情報の集め方次第では、
「切らない治療」「心身に優しい治療」の組み合わせも
出来るようになってきました。
下手なお涙頂戴式のテレビドラマのようには、
そうそう簡単には
ガンで悶絶死するケースは少なくなってきたのです。
ガンは「治療の可能性をあきらめたら負け」です。

ちなみに、食道ガンの手術とは、肋骨をへし折り、
喉、胸、腹を“3枚おろし”に切り裂いて、
40センチの食道管を切除、胃を喉まで持ち上げて吻合する、
10時間以上もかかり、術後の後遺症や合併症で
「100人に80人は助からない」といわれる惨い手術です。

有難いことに、筆者も「ガンを切らず」に、
どっこい!7年間、元気に生き延びたケースですが、
「切り捨てご免」、
いや「切られ損」の手術はたまらん!と「手術拒否」。
悩んだ挙句に選んだ道が「抗ガン剤+放射線」
そして「天仙液+SOD」の合わせワザ=組み合わせ治療でした。

結果、幸いにも食道を塞いでいた6センチの腫瘍が消滅。
退院後は暴飲過食の生活を改めて、
玄米菜食の食事療法を始めました。
局所治療だけでなく、
ガンに負けない体質に作り変えることが
「心身に優しい延命法の近道だ」と悟ったからです。
ガンは死に急いだり、好き好んで、
メスや化学薬で体を痛めつけることはありません。
ガンはあきらめない!あせったり、あわてたりしてはなりません。

                  *

というわけで、あしかけ8年の数奇な体験を
運命の授かりものとして「すべてに有難う」――、
いまは、己の命はゆったりと守るという
「患者に優しい、しなやかな治療法」=「スローヘルス健康法」
の実現を全国に提唱しているわけです。

           *

ガンと宣告された方も、再発と闘っている方も、
いま一度、ガンと「同行二人」という言葉を思い起こして、
賢い養生に励んでください。
きっと、希望と勇気が湧いてくるはずです。


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2008年1月7日(月)

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