元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1950回
「甘い話」より「渋い話」(1)

「ガン治療、“甘い話”には注意しよう」――、
これからは「甘い話」より「渋い話」に耳を傾けて、
自分の治療設計、人生設計を積み重ねて行く時代だ――、
というわけで、いま発売中の「いのちの手帖」第4号では、
僕が「いのちに関わる“ちょっと渋い話”」という
35ページにわたるエッセイを書き下ろしているので
ぜひ読んでおいてほしい――という話の続きです。

「いのちの手帖」第4号に僕が書き下ろした
「いのちに関わる“ちょっと渋い話”」という巻末エッセイは、
別に、ガンの治療法の具体的あれこれを書いたものではないので、
長ったらしいので、「いのちの手帖」を買った人でも
読んでいない人もいるかも知れませんが、
この長寿難病時代を温かく和やかに過ごす、
いわば「スローヘルス患者学」の発想の原点を
エッセイ風にまとめたものですから、
冬休みにでも、もう再読して、
これからの治療設計や人生設計の参考にしていただきたい
と思っています。
冒頭の内容紹介は以下のようなものです。

        *

●巻末35ページ大特集●
いのちに関わる「ちょっと渋い話」3題
第1話 オイチニの薬は良薬ぞ! 
     日本人が忘れた「言葉の置き薬」
第2話 「40歳から魂を磨く」――
     いのちに関わる、ちょっと渋い話
第3話 「ホリスティックこそ近代医学」――
     ウイーンの医学博物館ぶらリ旅
        ――スローヘルス(温和的発想学)のすすめ――

〜《巻末特集》を読む前に〜
「渋い話」とは「地味だが味わいがある話」といった意味合い。
辞書を引くと「渋い」とは
「舌がしびれるような感じ」
「けち」「不機嫌な顔つき」のほかに
「華やかでなく落ち着いた趣。
地味で深い味わいがある」とあります。
元来「渋い=貧乏ケチ」という否定的なニュアンスでしたが、
1980年代ころから「渋い=燻し銀」のように
「落ち着きがあって頼もしい」と
肯定的に使われるようにもなりました。

ここに掲載した「ちょっと渋い話」3題は、
いまや1日10万ヒット数のカリスマ・サイトとして
人気のHIQ(邱永漢さん・主宰http://www.9393.co.jp/)の
ホームページの中にある、
関根進の日刊連載BLOG「気がつけば あなたもガン」
1800回分の中から、
とくに医療の「妄信・迷信」を覆し、
人間本来の「いのち学」の核心に迫る
「深い話」=「渋い話」を選んで
本誌愛読者用に新たに書き下ろした特別版です。

とかく「甘い話」にはウソがあり
「渋い話」には真実があると心得ます。
我田引水気味の前口上とはなりましたが、
じっくり熟読していただき、
温かくて和やかな“トキメキのエンパシー(共感)”を
味わっていただきたい。
そう期待しております。(s)

             *

これからは「甘い話」より「渋い話」に耳を傾けて、
自分の治療設計、人生設計を積み重ねて行く時代です。

少なくとも自分の健康に関しては、
言われたことを鵜呑みにするのではなく、自分の頭で
根拠のあることか本当に必要なものかを判断したいものですから、
このエッセイを読んで、本来の医学、いや
「いのち学」とはどういうものなのか?
患者のみなさん、家族のみなさんにも
ぜひ考えていただきたい。
そう思って、3部作構成で掲載したわけです。
そのさわりは、また明日、少し紹介しておきます。


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2007年12月29日(土)

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