元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1879回
保存必携版/いのちの情報手帖(1)

どの医者も、どの病院も
まるで自動車工場の機械修理のような
ガン治療《ガイドライン》で、
患者を一杷ひとからげにして、
メスと劇薬漬けにしていている――
前回、「中高年ガン治療はこれでいいのか?」
という話を書きましたが、
別に医師の先生方の性格が悪いわけではなく、
いまの医業の治療ガイドラインが
「機械修理医療」となってしまったわけですから、
いくら患者が、もっと人情味のある治療をお願いしても、
無理な医療体制の時代となってしまったわけです。
とくに中高年ガン患者には悲しい現実です。

前回書きましたように、激増する中高年のガンは、
いわば寿命まであと10年、
15年という、まさに「老化」との闘いですから、
ただ、切ればことは済みます、
強い抗がん剤を入れれば改善されます・・・などと
子供だましのような機械修理式のガン治療を強制されたら、
「これは溜まったものではない!」
「もっと、いのち全体を見てスローに、
ゆうくりと治療計画を立ててくださいよ」と
いいたくなるものです。そう思いませんか?

ホリスティック医学の権威である帯津良一先生は、
「患者の寂しさがわかる医者」こそ
本当の医者だといっておられますが、
借り物の西洋医学のツマミ食いで
誤魔化してきた医療体制の中では、
奇特な医師を探すことも至難の時代となってきました。

こうしたことを言えば医師と言い合いになるだけで、
最後は「ガン爺さんがよくいうよ」と失笑を買うだけでしょうが、
とにかく、中には心ある医師もいますから、
あきらめずに、足まめに、
いのちの相談相手として適任の医師を探しましょう。
いま発売中の「いのちの手帖」では、
よりベターな治療の考えを持つ医師を
ホリスティックな発想の先生として注目し、
その医師&病院リストをまとめて掲載してありますので、
セカンドオピニオン、サードオピニオンの
医師として参考にしてみてください。

もちろん、最後の判断は、
患者と家族が決めなければなりませんが、
ガンは、いまの「機械修理式のガイドライン治療」だけが
選択肢ではありません。
治療の巾を寄り広く考えて、残る余生をよりゆったりと過ごす、
そうした治療計画、人生設計を立てる・・・
これが、これからの中高年ガン激増、
長寿難病社会を生き抜く、
ガン患者の知恵だと僕は考えています。

「いのちの手帖」第4号に掲載した、
「●保存必携版/いのちの情報手帖
スローヘルス研究会推奨!
ホリスティック医療の病院&
医師のホームページ」を抜粋紹介しましょう

            *

●帯津良一博士と帯津三敬病院・帯津三敬塾クリニック

ガンの治療に西洋医学と東洋医学の融合=
中西医結合という考えを取り入れ、
「ホリスティック医療(全人的な治療)」
の実践に取り組んでいる病院。
西洋医学の現場に自然治癒を主眼とする、
漢方、気功、ホメオパシーなどの
代替療法を取り入れるポリシーで、
20数年前に帯津医師が設立。
病院食には玄米菜食を取り入れている。
〒350-0025 埼玉県川越市並木西町1-4
電話049-235-1981

・帯津三敬塾クリニックは
 
〒171-8505東京都豊島区西池袋1-6-1 
ホテルメトロポリタンB1F
電話03-5985-1080


1 http://www.obitsusankei.or.jp/
2 http://www.obitsu.com/


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2007年10月19日(金)

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