第1847回
マクロビオティック大特集
いま発売中の「いのちの手帖」第4号は、
いろいろ大特集が掲載されていますが、
期せずして、いま話題の食の知恵=
マクロビオティック玄米菜食法の大特集となってしまいました。
まず好評連載の野口節子さん(元・島村トータルクリニック・
穀物菜館館長)の「体にやさしいマクロビオティック
料理教室」ですが、本号のテーマは
「おかずになる汁&スープ」です。
今流行の野菜スープの効用と、簡単にできるレシピ満載です。
次に、必見は、カラーページに登場、
オレンジページの編集長・山本洋子さんの協力で構成した
「わくわくレシピ マクロビオティック・スタート・ブック
おすすめの一品」というページです。
今回は「豆腐ステーキ弁当」をカラー写真で紹介しています。
どちらも、あなたの美容健康ばかりか、
ご家族の健康維持に役立つものですから、
日々の献立の工夫に役立ちます。
さて、エッセイ特集1は、
「自然のパワーをいただきま〜す」というテーマですが、
カラー版「わくわくレシピ」でご協力いただいた、
「マクロビオティック スタートブック 」の編集長、
山本洋子さんのエッセイも掲載されています。
さわりを少し紹介しておきましょう。
*
●マクロビオティックの本を編集して10年!
ヘルシーで愉快に生きる食事法 山本洋子
マクロビオティック……。今でこそ、
世の中で通用する言葉になりました。
10年前、社内で初めて「マクロビオティック」と口に出したら
「えっマグロづくし?
あっ、それとも、エアロビクスで行こう! ですか??」と、
言われたものです(笑)
健康オタクだった私は、サプリメントが流行れば各種飲み、
水飲み療法が流行れば日に1〜2杯飲み、
青汁が流行ればせっせと毎日というタイプでした。
これら療法、元気になるはずが、身体が冷え、トイレが近くなり、
やる気がでない……。
にもかかわらず、
「自分はいいことをしている」と思いこんでいたのです。
今から思えば滑稽。
そんな私がたどりついたのがマクロビオティックでした。
初めて「陰陽」を教わった時は「なるほどっ!」と
膝を打ったのを覚えています。
世界にはありとあらゆる健康法があり、
どれにも一理はあるものの、
体質に合わなければ良いどころか逆効果。
私が試したサプリメントも大量の水も青汁もみな陰性。
肉食過多でスポーツ好きの陽性体質の人が摂れば良いでしょうが、
陰性体質の人が摂れば、細胞がゆるみ、
冷え、極陰性への道をつき進むというわけです。
あの人には効いて、この人には効かない、
それは体質が関係する。
そんな簡単なこと、知らなかったのです。(以下略)
*
このあと、自らの実践を生かして、
つぎつぎと「マクロビオティック」のカラー版の本を企画し、
ロングセラーとし、今日のマクロブームを作ったわけです。
とても明るくて面白いエッセイですから読んでみてください。
さらに、この「自然のパワーをいただきま〜す」という
特集には、もうひとり、
マクロビオティック料理の達人で、
とうとう、この7月に自ら「あらいぐまの台所」という
お店を開いてしまった、
遠藤京子さんのエッセイも掲載されています。
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