第1642回
治癒力を高める「気功」「ホメオパシー」
「自然治癒力を引き出す
ホリスティック・コミュニケーションのコツ」は、
医者と患者が一体となって、互いに生命場エネルギーを高めて、
一緒に「人生の旅情」を大切にすることだ――
その究極の療法が「気功」と「ホメオパシー」だ――、
という、最近の帯津良一博士の講演会を紹介し、
さらに参加できなかった人は、
2冊の近著を読むことをお勧めしました。
帯津良一医師直伝の気功法「時空」を速習したいなら、
「新版 自然治癒力の驚異」(講談社)という本は初心者向きです。
さらに、これからの医療は、医師と患者と家族が一体となって作る
「生命場の絡み」であるという、
新しい医療=ホリスティック医学の真髄も
分かり易く解説されていますので、
「自然治癒力」読本の好著です。
さて、もうひとつ、自然治癒力を引き出す
究極の療法として、
帯津医師が最近、力をいれている「ホメオパシー」について、
詳しく知りたい、体験したいという人は、
近著「ホメオパシー
(補完・代替医療)」
(金芳堂)をお勧めします。
帯津医師のホメオパシーとの出会いから、
歴史、科学的根拠、実践処方、これからの課題などを
分かり易く概説した本格的な「理論と実践」の書です。
内容は以下のようなものです。
はじめに―ホメオパシーとの出会い
1.ホリスティック医学
2.代替療法から統合医学へ
1)身体性と精神性あるいは霊性との統合
2)治しと癒しの統合
3)要素還元主義と全体論の統合
(1)従来の病歴/(2)生理的状態/(3)精神的な状態
4)病因論と健康生成論の統合
5)エビデンスと直観の統合
3.ホメオパシーの起源
4.ホメオパシーの定義
5.レメディのつくり方
1)ポテンシー化(Potentization)
6.ホメオパシーの学派
1)ユニシスト
2)コンプレクシスト
3)プルラシスト
7.レメディとポテンシー
8.アグラベーション(悪化)
9.治癒の方向性
10.マヤズム
11.ホメオパシーの科学的根拠
1)ホメオパシーの臨床研究
2)ホメオパシーの症例報告
12.ホメオパシーの問診
(1)西洋医学的病歴/(2)患者の生理/(3)精神的な状態
13.レパートリィとは
14.エーゲ海のヴィソルカス氏
1)人はなぜ病気になるのか
2)正しい治療とは
3)国家が繁栄するためには
15.急性疾患―頭痛
16.急性疾患―がん
1)ホリスティックなアプローチによるがん治療
(帯津三敬病院の場合)
2)基本的なレメディ
(1)カルシノージン/(2)スキライナム
3)広範囲に用いられるがんレメディ
(1)アルセニクム・アルブム/(2)コニウム/(3)トゥーヤ
4)臓器別繁用レメディ
5)附随、あるいは併発する諸症状に対して
17.ホメオパシーのこれから
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