元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1485回
秋の「スローヘルス研究会」のお知らせ

まだ残暑が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、この秋に開催する
「スローヘルス研究会」のお知らせです。
●「秋のスローヘルス懇話会」
・場所 東京・新宿の中華料理レストラン
・日時 10月4日(水)午後6時〜9時
・会費 9000円 (ディナー代、資料代を含む)
・講師 キャンサー・フリートピアの代表医師・三好 立先生
・演題 「ガン治療とセカンドオピニオン
  〜“良い時間を一番長く”のために〜」


三好立医師については、このコラムでも何度か紹介してきましたが、
「HBM(人間本位治療)」「ドクハラ撲滅」を提唱し、
日本で始めての「患者代理人」としての、
ガン専門相談所=キャンサー・フリートピアを創設した、
“患者の救世主”―故・土屋繁裕医師の遺志を受け継いで、
患者と家族のみなさんの相談と治療に
あたっている39歳のパワーに満ちた外科医です。
ざっくばらんな風貌が土屋医師にそっくりだということもあって、
引き続き、多くの患者さんが信頼を寄せて通っていますが、
僕の付き合った感じでは、土屋先生に負けず劣らずの
人情派で、話も懇切丁寧でこころやさしい先生です。

ところで、いま多くの患者と家族が、
「突然、ガンと宣告される」・・・、
「一度、退院してもまた再発する」・・・、
「最後に “余命なし” と大病院から宣告をされる」・・・、
なんとも耐え難い悩みを抱えながら、
ガン情報の洪水の中でさまよっているのが現実です。
大病院に行けば、いまだに、
無謀な拡大手術や抗ガン剤の大量投与が横行し、
「過酷な治療に苦しんだ末に、
ガンそのものではなく、
治療で命を落とすケース」も後を絶ちません。

では、どう賢く治療の選択をすればよいのか?
というわけで、三好医師が提唱しているのが、
「医療、治療におけるスローエイジング=ゆったり延命法」です。
『患者と家族にとって、もっとも望まれる快適な人生は
「よい時間を一番長く過ごしたい」これに尽きるでしょう。
ガンに対する全ての治療も
「良い時間を一番長く」に繋がっているはずです』
という考え方です。

これは6月、東京・台場で開かれた
「ガン患者とアンチエイジング」市民講座の
基調講演で三好医師が強調されたことですが、
ひとつの治療例として、キャンサーフリートピアで実践している、
抗ガン剤の「休眠療法」について詳しく解説しておられました。
ガン治療は叩きのめすのではなく、
引き分けでいいじゃないか――という、
まさに「スローエージング」「スローヘルス」の発想です。

10月4日の「秋のスローヘルス研究会」では、
“良い時間を一番長く”=ゆったり延命法のための
『セカンドオピニオン=第2、第3の医師の賢い選び方』
についての分かりやすい講話がありますので、
治療選択、治療設計に悩んでいる、
患者さんや家族の方がおられましたら、ぜひ参加してみてください。
まだ、若干名の席の余裕がありますので、
参加ご希望の方は、
「住所、氏名、電話、参加希望の理由」を簡単に書いて、
sekine@9393.co.jpまで、メールでお申し込みください。
締め切りは9月26日までです。
ただし、席数が限られておりますので、
患者と家族の方に限らせていただきます。
参加可能かどうかは折り返しメールにて、
ご連絡させていただきます。

なお、当日は、故土屋繁裕医師の1周忌にあたりますので、
先生を偲び、また「いのちの手帖」第2号発刊の合評会も兼ねて
開催させていただく予定です。


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2006年9月20日(水)

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