元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1351回
アンチエイジングは「若生き」医学

この6月16日から3日間、日本で始めて開かれる
「アンチエイジング国際シンポジウム&エキスポ東京2006」
(AISET2006)の話の続きです。
その期間中の6月17日(土)の午後、
参加費無料の分科会=市民講座
そのひとつに、
僕たちスローヘルス研究会のメンバーによるセミナー、
「ガン患者のアンチエイジング〜
ゆったり長生き! スローヘルス(創延命)患者学のすすめ」――
が開催されます。
開催日は6月17日(土)です。
●場所=ホテル・グランパシフィック・メリディアン(東京・台場)
●日時2006年6月17日(土)1午後1時〜5時
参加希望の方は以下,専用URL※1で予約登録してください。

僕たちの分科会は、ともあれ、
この国際シンポジウムのメイン・プログラムには、
とても興味深い、最先端の
アンチエイジング医療の講演がぎっしりと組まれています。

アンチエイジング(抗老化)医学とは何か?
ここで、もう少し、アンチエイジング(抗老化)医学
についておさらいしておきましょう。
「病気の治療」のみならず、「健康な人のさらなる健康」を指導する
プラスの医療=予防医学が、
アンチエイジング(抗老化)医学の定義です。
ガンのような難病に罹った人も参考になる
新しい医学の分野ですが、
長生き医学というより「若生き」医学と
呼んだらいいかもしれません。

ですから、必要に応じて、注射、点滴などによる
独自の「若生き療法」も開発、実践されています。
たとえば、成長ホルモンを補充する「ホルモン補充療法」や、
重金属汚染に有効であると考えられている
「キレーション療法」など。

●ホルモン補充療法=
1996年、アメリカのFDA(米国食品医薬局)が
特定疾患の成長ホルモン欠乏に対する療法として承認。
成長ホルモンは、脳下垂体から分泌されるが分泌されなくなると、
子どもであれば成長障害が起き、
成人の場合には著しい老化の進行や様々な疾患が生じます。
これをくいとめるのがこの治療法です。

●キレーション(排毒)療法=
不要なミネラルや有害な重金属に対して、
除去効果のあるキレート剤を点滴。
血管内に起こる老廃物の付着を防いで体内浄化をはかる、
いま、流行語のデトックス(解毒)効果を促進するというもの。
まだ確立したエビデンスはないが、
体内に強力な抗酸化作用を働かせ、
心疾患、脳梗塞、老化防止、血管障害の
免疫機能の改善を目標とする。

もちろん、こうした最先端の研究と実践についての
ワークショップ・プログラムが、
このイベントには用意されています。
マイケル・クレンツ(ドイツ)博士による
「バイオアイデンティカルホルモン療法」、 
ベラ・ステスカル(チェコ)博士による
「重金属排泄とアンチエイジング」などですが、
僕も聞いてみたい講演です。

ちなみに、ワークショップとは「参加型の講座」のこと。
講師の話をただ聴くだけでなく、
メモを取ったり、その場で考えてみたり、
参加者同士で話し合いをしたりしながら
講座を進めていくものですから、
次なるビジネスチャンスを狙っている
医療関係者、健康ビジネス事業家は見逃せないものでしょう。


※1 http://www.aiset2006.jp/ 


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2006年5月9日(火)

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