元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第1264回
「いのちの手帖」はグッドニュース!

スローヘルス研究会の季刊誌「いのちの手帖」は、
執筆者のみなさんの校正が終わって、
いよいよ印刷の段階に取り掛かっております。

この雑誌は研究会の会報をさらに大きく育て、
より多くの全国の患者のみなさんと家族の方々に
ゆったり、じっくり、読んでいただこうと企画したものです。
季刊誌「いのちの手帖」はB6版108ページ、
ちょうど背広のポケットに収まるくらいの可愛らしい雑誌ですが、
その中身は、いのちを掴むための
「しなやかな情報と賢い知恵」がぎっしりと詰まった、
いわば、いのちのグッドニュース(福音)読本なのです。

というのは、掲載される闘病記録が、
かつて、世の顰蹙を買った「ガン・バイブル本」の
捏造された体験記などとは違って、
1年、3年、5年、10年と上手にガンと折り合いながら、
一歩一歩、いのちを掴んできた患者さんたちの、
じつに細やかな手記であり、人生録だからです。
「いのちの手帖」という雑誌は、
苦しいときにも決してあきらめないで、
悔いのない自分を掴んだ人たちの「いのちの手帖」であり、
勇気と希望を伝える「人生の手帖」なのです。
おそらく、初めての患者本位の「ガン養生読本」となるはずです。

元気で長生き、ときめいて生きる!
スローヘルスこそ、これからの人間らしい、いのちの発想法だ――、
「からだ、こころ、いのち」の人間丸ごとを見る治療=
ホリスティック医学こそ、21世紀の期待される医療だ――、
僕たちの会の常連メンバーだけでなく、
共鳴してくれた、心ある医師、自然と人間を大事にする事業者、
そして、ガン体験のジャーナリストの
みなさんからもたくさん寄稿していただきました。

ちなみに、ガンの患者と家族は、
「不治の病に見舞われた可哀想な人たち」
と扱われることが一番、ストレスになり、辛いことなのです。
ですから、はっきりいって、
「覗き見趣味」や
「大病院のマニュアルを一方的に代弁する医療情報」で作られる
ガン・メディア情報には、もう、うんざりしているわけです。

この雑誌は「医師が神様」とか「作家が知者」という、
人間を区分けする発想はとりません。
いのちの主人公は「患者であり、家族である」――、
治す人=治される人、書く人=読む人、売る人=買う人――、
このツーウエー(双方向)の発想にこそ人間丸ごとの医療、
そして、これからのネットワークつくり、
メディア・マーケッティングの原点があると考えているわけです。

ですから雑誌の広め方も、売り方も、
一般雑誌と違って、
書店やコンビニで“機械的に”売ることはしません。
郵送による直販方式で、一歩一歩、広めていきたいと考えています。
まず、書いた人から読みたい人へ、
そして、読んだ人から、さらに読んだ人へ・・・、
スローヘルスの輪が口コミとインターネットで伝わる、
そうした「グッドニュース(福音)読本」としたい
と考えているわけです。
300万人、ガン体験患者が、
人間らしく生きるための「いのちの知恵」を
次の患者に、さらに子供や孫の世代に、
手から手へ、こころからころへ、
しっかりと「バトンタッチ」していこう――、
そうした願いを込めて企画したのが、この雑誌なのです。

先日も、早速、長崎からの寄稿者・松本久美子さんが、
お友達を誘って、まとめて購読の申し込みをしてくれました。
おかげさまで、このHIQを通じても、
多くの方々から購読予約の申し込みをいただいております。
心より感謝しています。
発売は3月1日です。もう少しお待ちください。


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2006年2月11日(土)

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