元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第791回
再発ガンでも「あきらめない」!

これから寒さに向かいますので、
ガンの患者さんは
くれぐれも体を冷やさないように
温かくしてお過ごし下さい。
この注意を怠ると、
ガンの『再発や転移』に見舞われかねません。

ところで、今年の3月に厚生労働省研究班の調査で
以下のようなデータが新聞等で公表されました。

         *

ガン患者の悩み調査――大半がガン「再発」の不安
52.9%が再発などの不安や恐怖を感じ、
身体的苦痛を訴える人も48.1%に上るなど、
ガン患者が深刻な悩みを抱えている実態が、
厚生労働省研究班
(主任研究者・山口建県立静岡がんセンター総長)が
実施した初の全国調査で27日、分かった。
約8000人の患者が答えた。
ガン発見時に勤め人だった人の約30%が
依願退職している厳しい現実も分かった。

         *

この調査は53の医療機関に
通院中、もしくは、
15の患者会・支援団体に所属している成人の患者と
回復した人に実施したもの。
治療中の患者が36%。
ほとんどが40歳以上で、
60代が最多、男女比はほぼ半々で
調査されたものです。

いまガン治療者とガン体験者を合わせて
全国に300万人のガン患者が
闘っているといわれていますが、
大半の人たちが
「再発と転移」の不安におののいていることになります。

あなたのご家族や周囲の人にも
こうした不安を抱えている人がいるかも知れません。
もし再発・転移の危険が迫ったら、
前回も書きましたように、
「体を冷やさない」
「体を温める」――これを養生の大原則としてください。
そして、病院での治療法も、
体にダメージを増やすような
治療法は避けるべきだと思います。

僕は医者ではありませんので、
再発ガンの治療法について確たることは申し上げられませんが、
拙著「医者と患者でつくった ガン治療入門」の中で、
共著者の土屋繁裕医師が、とても大事な
「再発ガンの治療法」について書いておられます。
「あせらず、欲張らず、あきらめない」――
慎重なる治療法の組み合わせで
救われるケースも多いそうです。
気になる人は、この本の196ページからを
再読して対策を講じましょう。


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2004年10月26日(火)

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