元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第715回
ラジウム温泉と「マイナスイオン」

この猛暑の最中出かけた台北の北投温泉は、
台北市北部にあって、
タクシーを飛ばしても
40分ぐらいのところにありますから、
日帰り温泉旅行も楽しめます。

酸性硫黄泉 55度〜58度。
北投石(ぺいとうせき)と呼ばれる石から
効能豊かなラジウム線が放射されていること、
そのために慢性関節炎、筋肉痛、慢性皮膚炎、
動脈硬化、慢性膀胱炎などによい温泉だということは
前に書いたとおりです。

さて、陽明山という山の中腹に抱かれた、
まさに、この温泉地は
気風水の充満する良好の地形なのでしょう。
中心部には地熱谷があって、
高温の湯気がモウモウと湧き出していますが、
地熱谷の下流の部分では
少しぬるくなった温泉が流れ出ていて、
ここで足を湯につけて楽しむ家族連れや
若いアベックがたくさん来て、
のんびりと英気を養っているのが印象的です。

話を少し戻しますが、
このゴールデンウイークに僕たちが出かけた、
秋田の玉川温泉も、
北投石が放つラジウム泉でガン患者に評判。
「八幡平」の一角にある一大温泉郷です。
地形も焼山という火山に抱かれた盆地にありますから、
とてもよい気流が集まっている場所なのでしょうね。
気の流れや風だけでなく水にも恵まれています。
ラジウム含有量の多い湯は98度の高温で、
pH1.1の強酸性毎分9000リットルの湧出量と豊富。
温泉の沈殿物は放射能の強い「北投石」を生じ、
特別天然記念物として知られます。
ゴザの上に寝そべる岩盤浴や、
ちょっとピリピリとするラジウム温泉浴を楽しむことは、
まさに周囲に充満する自然のエネルギーを
体内に取り込んで、気力体力、
免疫力を取り戻すには最適の湯治といえましょう。

台湾の北投温泉もしかり。
まさに「蔵風得水」――
高原の気場はマイナスイオンの含有量が多いだけでなく、
放射線によってもたらされるマイナスイオンの含有量が
多くなっているようなのです。


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