第652回
広がる!スローヘルスの輪
スローヘルス研究会とは、
食事療法から呼吸法、温泉療法、音楽療法まで、
お互いに情報を交換しながら、
それぞれが自分に合った養生法を探し出し、
5年延命、10年健存の道に貪欲に挑戦している、
ガン患者と家族の集まりです。
いまでは、インターネットを通じて、
日本全国から海外まで、
そのスローヘルスの輪が
ひたひたと広がっていることは、
うれしい限りです。
いくつか、そうした活動を紹介しますので、
東京の会に参加できない人は、
一度、メールでも送ってはいかがでしょうか?
みなさん、それぞれの創意工夫で、
「自分が主役」「患者が主治医」のしなやかな養生法、
自然治癒力喚起の健康運動を広げているのは注目です。
●岩手・東山の料理研究家・鈴木博子さんは、
お子さんのアトピーや、
多発性骨髄腫の叔父さんを
マクロビオティック玄米菜食法で救った体験を活かして、
「マグノリアの会」を催しています。
http://www.d2.dion.ne.jp/%7Erod/index.html
手作り料理を食べながら、
「身土不二」(体と風土は一緒)という健康発想法について
考えようという集まりです。
6月は、ネパールのカレースパイスを使った
「野菜カレー」を楽しむ会だそうです。
ちなみに、
4月「マグロリアの食事会」のメニューは
以下のようなものでした。
・牛蒡やニンジンの簡単筑前煮・長ひじきの煮つけ
・たまねぎのスープ・からっと油で揚げた車麩のカツ――
体に優しくて美味しそうなラインアップですね。
もちろん、作り方も教えてくれるようですから、
近くの方は問い合わせて見ましょう。
●やはり、福井市でマクロビオティック食養生法の
講習会を開いているのは、女性ご住職の今成友見さんです。
食養指導者の山村慎一郎さんの講話が評判です。
患者が主役という、
前向きで心身に優しい、養生法や処世法こそ、
これからの長寿難病時代を
元気に長生きするための極意ですから、
こうしたスローヘルスな「患者学の集まり」が
自然発生的に全国に広がって行くことは
すばらしいことだと思って、
僕たちも東京からも応援しているわけです。
と、そうしたとき、長崎のメンバーからも、
パワフルなお知らせメールが飛び込んできました。
|