元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第642回
ガンの「模範患者」は止めよう

帯津医師の
近著「ガンに勝った人たちの死生観」(主婦の友社)の中で、
「死を受容したら肩の力が抜けた」という
ガンから生還した間瀬さんの話の続きです。

「私は死を受容した後のほうが、
 生きる意欲が大きくなりました。
 自分の人生を振り返ってみると、
 まだやり残したことがたくさんあって、
 いまのままでは死ねないと思いました。
 家族のためにも生きたいと思いました」

わかるなあ。
僕自身もガン宣告され、
人生がいやになるような抗ガン剤治療の中で、
俺はこれからどうなるのだ――と
頭の中が真っ白になっていた時期を思い出します。
しかし、帯津医師の仏様のような治療を受け、
「退院後を死と再発の不安におびえる時にしてはいけない」
「生命は150億年、連綿として続いているもの。
 死とは150億年の虚空の旅にでることですよ」
という死生観をうかがったときから、
僕自身もかえって
生きる勇気と治療の知恵がわいてきたと思います。
詳しくは本を読んでほしいのですが、
では、間瀬さんはどんな養生法を選んだか?

          *

医者の言いなりになる模範患者であることを
放棄しました。
いい子でいると、体をボロボロにされてしまうことが
わかったからです。(略)
多少のクスリはがまんして、
私は自分の体を出来るだけ薬害から守ろうと努めました。(略)
そして自分に合った治療法を自分で探すことにしたのです。
食事は玄米菜食に変え、
サプリメントもも少し補助に使いました。(略)
ガンを克服したいま、
何が効いたかと考えてみると、
「ただ」で出来ることが一番効きました。
心のコントロールという面では
「サイモントン療法」と「気功」が、
私にいちばん合っていたように思います。

          *

まさに、帯津医師のいう
「生命在脚下」を実践し、
自分に納得しながら命を掴んだ患者さんです。
7月7日のスローヘルス懇親会では
こうした賢い「養生の知恵」の数々を、
帯津医師から聞くことが出来るでしょう。
懇親会の参加希望の方は
別掲の応募の決まりをよく読んで
検討してください。


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