元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第631回
新玉川から一関温泉へ

国立公園八幡平と
田沢湖の中間に位置する湯治の宿――
源泉からは、毎分9,000リットルものお湯が噴出し、
その成分が長い年月をかけて石化した
「北投石」(ぺいとうせき=特別天然記念物)
の産地としても世界的に知られています。
泉質は以下のようなものです。
●強酸性塩化物泉/二酸化炭 ●アルミ
●鉄含有 ●低張性高温泉(源泉温度98度)

ガン患者の養生地として有名な、
玉川温泉は、
昔は、自炊で長期滞在する山奥の湯治場でしたが、
いまは観光バスで
若い女性もたくさんくる観光温泉となりました。
昔を懐かしがる人もいますが、
1〜2泊でも気軽に行ける分、
なじみやすくなったと喜んでいる人も多いようです。
とくに僕たちがゴールデンウイークに泊まった、
新玉川温泉は、源泉のある
玉川温泉の隣に作られた大きなホテルです。

田沢湖方面へ約2kmほど離れた
ブナの原生林の中に「新玉川温泉」がありますが、
効能豊かな玉川温泉のお湯を引き込み、
バリアフリーにも配慮した静養・療養の施設です。
シングルから和室まで多様な客室があり、
予約も楽になりました。
前にも書きましたが、
この温泉がゆったり楽しめるのは
源泉湯、打たせ湯、蒸し湯そして岩盤浴など
さまざまなお風呂が楽しめるからです。

さて、僕たちは
新玉川温泉のピリピリした温泉を楽しんだあとは、
さらに気分をリラックスさせる温泉に移りました。
新幹線で田沢湖から1時間半、
岩手の一関温泉(宝竜温泉)で、
7階建ての「かんぽの宿」の温泉は最高です。
泉質は玉川温泉と違って、
低張性弱アルカリ性のやさしい湯ですが、
なんといっても、
14種類のお風呂がリラックスしながら楽しめるから、
ここもお奨めです。
かんぽの宿というと”お役人仕事”の宿泊施設として、
評判の悪いところもありますが、
ここは設備もサービスも満点ですから、
地元のタクシーの運転手さんも
「夏まで120%の盛況ですよ」と自慢していました。


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