元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第625回
拝啓 厚生大臣様

「命のトータル治療を復興してほしい!」
マクロビオティック医学シンポジウムに参加した
観客には、こうした前向きな気分があふれておりました。

免疫学の権威・安保徹教授の講話だけではありません。
メスや抗ガン剤だけでは、
ガンなどの生活習慣難病は助からない――、
「玄米菜食」によって、いかに命を掴み、
さらに納得のいく快適人生を掴んだか?
命を心身トータルで捉えることがいかに大切か?
その体験や例証がたくさん披露されました。

・「食養療法と小澤医院の方針」
――小澤博樹・マクロビオティック医学研究会会長

・「保健婦として25年間続けた食養指導の実例」
――松下由美・島村トータルケアクリニック保健婦

・体験で掴んだ自然療法の偉大な力
――佐々木末吉・三徳食品岩手取締役会長

このほか、とくに参加者の興味を集めたのは、
「音の自然食―純正律音楽がもたらす癒し効果」と題した、
作曲家・玉木博樹さんの講演とバイオリンの生演奏でした。
http://www.midipal.co.jp/~archi/pms.html
純正律音楽とは、
ハーモニー(和音)がきれいに響く調律方法のことで、
癒しの効果があると言われております。
舌ガンが癒された人、
痴呆の方の表情が変わった人・・・
などの症例が披露されましたが、論より証拠で
聴取者の中には
「感動のあまり、涙があふれ出た」という人もおり、
玉木さんのCDはあっという間に完売となりました。
いまの医学では不治といわれる難病も
命をトータルに捉えていくと
自然治癒力や免疫力が高まって
元気を回復する人も多いのですね。

また、玄米菜食で自らも元気を取り戻した、
佐々木さんは70歳を超えて意気軒昂でした。
難病克服にはいまの西洋医学だけでは無理だという信念から、
この2月に坂口厚生大臣宛に
「自然食療法を医療行為として認可し、
 国民健康保険の適用にしてほしい」と
請願書を出したそうです。
もちろん、役所の対応は
非常に鈍感なものだったそうですが、
医療ミスばかりか、検査漬け、手術漬け、薬漬けが跋扈する、
現代医療の弊害に対して、
「命のトータル医療」の必要性を説く、
患者の声が大きくなってきたことは
本当に頼もしい限りです。


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