元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第590回
青森にも“まんじゅう蒸し”

子宮ガンにもクヨクヨしない、
長崎の“蝶々さん”から、
“まんじゅう蒸し温泉”の珍道中メールが参りました。
同行したのは、東京から出張をかねて駆けつけた
愉快なコンビのOさんです。

「Oさん、”まんじゅう蒸し温泉”のとりこになって
 東京に帰りました。
 なんと!近々、また来るそうです♪ 
 佐賀の知人をご案内しないといけない....
 と正直、気が重いことを話したら、
 今日、「私も行くから」と電話がありました(^^) 」

うん。まんじゅう蒸しとは、
なかなか気持ちのよい温泉らしいのです。
「“まんじゅう蒸し温泉”とは、
 ほら、「御湯神指し温泉」にある
 蒸し湯のことなのですよ」
御湯神指し温泉?
これは「おんゆかみさし」と読むのですね。
どんな蒸し湯なのか、
もう少し説明を聞いてみましょう。

「これは“ヨモギ蒸し”(薫蒸といいます)を
 東北で俗名でこう呼ぶそうです。
 足を開いて穴あき椅子にマントみたいなものを着て座り、
 下からヨモギ他のもぐさ?で蒸されるから
 “まんじゅう蒸し”…。まんま俗語!
 (東京の人にも通じますよね?)なんですよ(^0^!」

なるほど、なるほど。
もちろん、温泉の蒸気で、
食べる饅頭も美味しく蒸せるようですが、
人間がまたいで腰掛ければ、
お尻から体の芯がほかほかと暖かくなって、
心持ちも円マン?になる。
こうした仕掛けというわけです。
Oさんがハマル理由もわからないではありません。
わかるなあ! 
これは気持ちがよいはずだ。
女性ばかりか、
男性も病みつきになるに違いありません。
おまけに、この話にはそこはかとなく、
エッチ系のお笑いめいたユーモアが漂いますから、
これ、きっとストレス解消のガン養生にもなるはずです。

長崎の“蝶々さん”もまんじゅう蒸しという呼称は、
岩手・盛岡のマクロビオティック食養指導者の
山村慎一郎さんから教わったようです。
僕もちょっとインターネットで調べてみたのですが、
とにかく、ほかほかと気持ち良いらしいのですよねぇ!

古来「まんじゅうふかし」と呼ばれ、
青森の八甲田山麓の酸ヶ湯(すかゆ)温泉にもあって、
子宝の湯として、
また若返りの湯としても有名だそうです。


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