元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第579回
玄米食持続の『工夫と効用』

どうしたら挫折せずに玄米菜食を持続できるか?
わが家の玄米菜食法では、
朝食、夕食が軽く、昼食がメインディッシュになっています。

● 朝食
  梅醤番茶1杯と、リブレフラワーという玄米全粒粉を
  熱湯で溶いたスープに梅干とショウガ、
  少々の醤油で味付けしたものをどんぶり1杯。

● 昼食
  玄米ご飯、味噌汁、梅干し、キンピラごぼう、
  大根・人参・里芋の煮ころがし,時々白身魚の煮物。

● 夕食
  玄米うどん(または有機そば)のザルうどん風に
  根菜類の煮付け少々。

というわけで、昼食だけは妻の料理の世話になる、
朝、夕はなるべくシンプルにする――
これが6年間、玄米菜食を
欠かさず励行してきたヒケツのひとつなのです。
昼食以外は、なるべく、
僕自身でも作れるシンプルメニューと決めたわけです。

まず、夕食の玄米うどんはシガリオの
玄米全粒粉・リブレフラワー入り、
有機そばは岩手盛岡の特産ものなどを使い、
出汁は昆布と椎茸を水に浸して作るわけですから、
素材も調理もシンプルです。
さて、朝は起きたら鍋で3年番茶を沸かし、
これに大粒の梅干、ショウガをすりつぶして、
醤油を少々いれて飲みます。
体が温まるばかりか、血が綺麗になります。

つづいて、朝食のリブレフラワー粉のスープを食べますが、
これも水に溶いて煮れば簡単にできます。
しかし、そのまま食べたのでは味気ないので、
梅醤番茶を飲んだ後に残った大粒梅干の果肉を入れる――
これでなかなか変化のついた味となります。

大粒の梅干は本場・和歌山南部川の
月向農園の「酸っぱい大粒梅干」が最高です。
この農園の梅干については前にも紹介しましたが、
天然塩だけでなく、
リンゴ酢、昆布エキスといった
天然調味料にも拘っていて、
酸化しがちな体を
アルカリ性に中和してくれる逸品です。
また、消化吸収力の強い玄米全粒粉は、
腸から毒素を排泄して血を綺麗にするわけですから、
肉や油や酒でボロボロに酸化した体が
メキメキ修復されていく感じが全身に伝わってきます。

「人間の体は食べ物が形を変えたもの」なわけですから、
「玄米粉と梅干」のシンプルな組み合わせが
じつに正直に免疫力も自然治癒力も
高めてくれることになるわけですね。
身も心もスロー、かつシンプルに心がける――
妻の料理の負担を少なくする――
これが玄米菜食法を持続する、
いや、ガンに負けない体質を作る工夫だと思います。


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