元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第458回
腎臓病には「耳穴療法」?

厳寒の冬です。
ビワの葉療法で、体の変調を整える…
厳寒の冬を乗り切る日本古来の手当療法の話に戻します。

どうも温度や気圧の変化は
ガン患者の体調を狂わせるようです。
僕はこの11月に
頭全面に脂肪の塊が噴出し、激しい頭痛に襲われました。
季節の変わり目にはよくあることなので、
ビワの葉温灸器を首筋や腎臓に当てていたところ、
こんどは口の裏側の上顎に小豆大のヘルペスが吹き出して、
これがつぶれて頭の芯まで痛くなったのです。

スワッ! 脳転移か? 口腔ガンか?
かかりつけの耳鼻咽喉科の医師から抗生物質をもらって
験したのですが、あまり芳しくない。
というわけで、帯津医師に処方してもらった漢方の煎じ薬と、
梅エキスを少々頻繁に飲みました。
さらに、ビワの葉温灸器もただ当てるだけでなく、
耳の穴にあてがったのです。
これがぞくぞくと気持ちがよくて、
なんと? ヘルペスの傷痕も綺麗になり、
鼻からの呼吸が楽になって頭痛も消えたのです。
どうやら、頭部に溜まった悪液が、
上顎のヘルペスとなって排毒し、
免疫力低下の危険信号を送っていたらしいのです。

メール仲間からは、僕流のガン再発撃退の
「穴責め療法」を笑われましたが、
結果よければすべてよしです。
早速、こうした手当法をいつも教えてくれている、
マクロビオティック食養指導者の
山村慎一郎さんに電話で確かめて見ました。

「古来の望診法では、
耳は腎臓と微妙な関係があります。
腎臓が悪い人、免疫力の下がった人には、
耳の穴にショウガの液を少々たらす手当法があります。
関根さんも、血行が悪くなって免疫力が落ちて、
頭に水が溜まったり、
口の粘膜にヘルペスが出たのでしょうから、
耳の穴にビワの葉温灸器をあてたのは
正解かもしれません」

ほんとうに人間の体、命の仕組みは、
現代医学では解明できない謎を
たくさん秘めているのですね。
まぐれ当たりもあるでしょうが、
「耳穴療法」も免疫力を上げる、
ガンの再発予防にはうまく作用したようなのです。


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