第364回
さようなら、倉本さん
突然、逝ってしまった
作家の倉本四郎さんを惜しむ“さようなら”のメールが
スローヘルス研究会の皆さんからたくさん届いています。
「1度しかお会いしたことがなかったのですが
倉本さんは存在感のある素敵な方でした。残念です。
悲しくて恐くなりました」
(長崎の“蝶々さん”)
「お通夜に行って参りました。
数ヶ月前、スローヘルスの会でお目にかかった折には、
とても元気そうだったので、
なにやら信じがたい思いが強く、
遺影を前にしていささかの悲しみを覚えました。
昨秋『往生日和』を読み、
今後の作品を期待していたこともあり残念でなりません」
(獏さん)
「言葉も出ないほどビックリしました。
2回ほどスローヘルスの会でお会いして、
そのときお元気そうでしたのに。
最近では本の執筆で夜昼逆転の無理をなさっていたとか・・・。
母と心よりご冥福をお祈りしたいと思っています」
(横浜の桂子さん)
「そうですね、倉本さんはせっかちだったんですね。
せっかちに、逝ってしまいました。
それを急かすように、
夏の陽の境内でしきりに蝉が鳴いていました。
寺の背後の山には葉山の熱い太陽が照って、
緑が鮮やかに濃く、晴れわたった空をカラスが飛び、
トンビが舞っていました。
布袋さんと並んで、
あまり言葉を交わさぬまま葬儀が進行するのを眺め、
火葬場へ向かうのを見送ってきました。
最後に会ったのはクシ・ガーデンでした。
会食中、ぼくの五十肩の痛みをずっと揉みほぐしてくれたのを、
蝉しぐれの中で思い出していました。
寒い夏がようやく夏らしくなった途端、
猛烈な残暑で蒸発でもしたかのように
倉本さんは逝ってしまいました。
残暑が、無理やり連れていったかのようです」
(絶倫くん)
「神様、あんまりじゃないですか・・・。
きっと地球をどんどん駄目にしている人間を
神様が間違いに気がつきなさい、
取り返しが付かなくなる前に、
自分がするべきこと、出来ることをはじめなさい。
というサインだと思っています。
心優しい良い人たちは、
その神様を助けるために呼ばれていったのだと信じています。
一度もお逢いしたことのない方ですが、
なんだかとても悲しいです。
関根さんのお気持ちはいくばくのことか・・・」
(ニューヨークのGさん)
しろーちゃん、いったい、キミはどこに消えちまったんだい?
僕は隠国(こもりく)・熊野本宮にお参りして、
いま補陀落寺に来ました。
その紺碧の大海の果ては補陀落浄土です。
キミは舟を漕ぎ出して行ってしまったのですね。
しろーちゃんは、ほんとうにせっかちなんだから・・・。合掌
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