第267回
歯の病気にも玄米菜食
マクロビオティック医学セミナーで、
山村慎一郎さんとその女性患者が語った
玄米菜食と「里芋湿布」「ビワの葉療法」による
肺ガンからの生還報告は大反響でした。
参加者からの質問も微細に渡り、
とても大学病院の医師からは聞いたこともないような、
治療の選択法、命の回復法が語られたわけですから、
とくにガンの患者や家族が
聞き耳を立てたことは言うまでもありません。
続いて壇上に登場したのは、
新潟で「ひまわり歯科医院」を開業し、
自らの子宮内膜症を玄米菜食で治した
鈴木公子さんという女性の歯医者さんです。
その後の経過も順調で、お子さんも出産され、
なんと歯の治療に
食事療法を応用できないかと思いつき、
悪性の歯周炎などの患者をたくさん助けているそうです。
じつにパワー溢れる語り口に、
これまた出席者は魅了されたのですが、
歯茎全体が赤くはれ上がり、
歯茎の土台が崩れて、歯を失っていく…
そうした患者の症例スライドを見せながらの解説ですから、
わが身、わが子の歯の不始末を
反省させられながら聞き入りました。
大抵の虫歯、歯周炎の原因が、
自動販売機で売られる清涼飲料水や
乳酸飲料の飲みすぎにあるようなのです。
「歯茎全体が歯周炎の中学生が来て、
<先生、もう歯茎を全部切りとって下さい>
と言われてびっくりしたことがあります。
かかりつけの歯科医が歯茎に麻酔を打って、
治療の度に患部を切り取っていたというのですから、
痛くていたたまれなかったのでしょう」
こうした子供たちの歯周炎の原因は、
ある種の清涼飲料水の取りすぎばかりか、
食事も噛まないで食べるもの、
例えばうどんのような粉食が多くなったことにあると、
鈴木医師はズバリ指摘するわけです。
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