元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第265回
おしゃべりは陽性? 無口は陰性?

岩手の山村慎一郎さんの研究所で開かれた、
マクロビオティック特訓講座のサワリの続きです。
玄米菜食で健康を保ち、
病気を押さえるには、
まず、自分の体質が陰性か?陽性か? 
それを知って食材の陰陽バランスを組み合わせ、
体調を整えることが基本です。
ではどうしたら、それがわかるのか?

「となりの人の手を握ることですぐにわかりますよ。
陰性の人は手足がじとっとして冷たく、
陽性の人は温かく乾いています。
たとえば陰性の人が、
陰性のアイスクリームを食べ続けると、
何年かして体調に微妙な変化が出てくる。
疲労感がまず出てきます。
これが命の危険信号となります。
とにかく、陰、陽、
どちらかに食べ物が偏ってしまう生活習慣を改め、
中庸の栄養バランスがとれた玄米菜食を中心に、
体調バランスをはかることが
健康のヒケツというわけです」、

「天地万物、動植物すべてそうですが、
陰性のものは開く、緩むという性質を持っています。
反対に陽性のものは締まる、縮む性質です。
ですから、脚のO脚の人は陽性、X脚の人は陰性が多いです。
また、お喋りでなんでも行動的な人は陽性、
考えてから行動に移す人は陰性です」
マクロビオティックって、食事の話しだけでなく、
人相学や人生相談にも似ていて面白いと思いませんか?」

「マクロビオティックはただの理屈ではなく、
何年か、わが身で食事の摂り方の実験を
重ねていくうちにひとつずつわかってきます。
一番、はっきり分かるのが、
わが子に与える母乳、離乳食、
食事です。瞬時に赤ちゃんや子供の体調を崩したり、
回復させる作用が食べ物にあることがわかります」

山村さんの解説を聞いているうちに、
なるほど、女性が食事療法などの体質改善療法に
直感的に理解が早い理由が分かってきました。
長寿難病時代はやっと始まったばかりです。
世の男性もそろそろ、ライフスタイルを
スローへルスな食の発想に転換すべきだと思います。


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2003年5月19日(月)

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