第254回
ユーフォリアQ・ビワの葉温灸器って何?
さて、知人の多発性骨髄腫の患者さんが愛用している
ビワの葉温灸法ですが、
まえにも少し書きましたが、
これはマクロビオティックの「手当法」としては基本的な治療法、
まさに古来から伝わる「おばあちゃんの知恵療法」なのです。
僕も季節の変わり目に体が冷えて変調をきたすと、
よく、ビワの葉を洗って温めたコンニャクにあてがい、
タオルでくるんで患部に当てます。
ポカポカと体が温まって気持ちがよいばかりか、
ビワの葉に含まれるアミグダリンには、
血液浄化作用 抗ガン作用 鎮痛作用 殺菌作用
いわば毒消しの成分が効いて、
痛みも引いていくから不思議です。
ビワの葉療法は、普通、モグサを炊いてお灸をします。
しかし、臭いや煙りが部屋に充満するため、
僕の家では遠赤外線式温灸器「ユーフォリアQ」を使っています。
これは医療器具としての認可を受けた製品で、
スローヘルス研究会の常連でもある
小出真弓さんから紹介されたのですが、
7万5千円とちょっと高いのですが、
専用のビワエキスを注入して、
電源をいれて患部に当てれば、すぐに使えるところがミソなのです。
疲労回復、血行を良くする、
筋肉のこりをほぐす、 筋肉の疲れをとる 、
神経痛・筋肉痛の緩和、胃腸の働きを活発にする…
こうした効果を発揮するようです。
なお、詳しくは「鈴木博子さん&小出真弓さんのマクロストア」
というホームページがありますから、
興味のある人は覗いて見てください。
遺伝子解析だ、バイオだと最先端技術が
華やかなにもてはやされる時代に、
古色蒼然とした「おばあちゃんの知恵袋」を有り難がるとは、
時代錯誤も甚だしい患者だと呆れる人も
まだたくさんいると思います。
しかし、ガンはおデキや切り傷とは違い、
人間の体質そのものを蝕む病気ですから、
どんな名医のメスでも、どんなに最先端と喧伝される抗ガン剤でも、
一発で完治できるものではありません。
よく、早期にガンを発見すれば、
ガンなど恐るるにたらず「手術で完治できる」と
豪語する外科医がたくさんいます。
しかし治療現場の現実はどうでしょうか?
ガン病棟に来る患者は、
大抵がもっと進んだ進行ガンであり、
多臓器に転移した末期患者が多いわけです。
おばあちゃんの知恵治療をバカにしていては命は拾えません。
急がば回れ!体質改善療法こそガンの良薬なのです。
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