第250回
「ビワの葉療法」で骨髄腫を治す?
日々の健康法には「おばあちゃんの知恵」を大事にしよう、
食事療法や呼吸法、さらに漢方療法で、
ガンに負けない体質を作ろうというと、
必ず、大学病院の医師たちは、
「バカな!」
そんな立証性も客観性もない治療法はまやかしだと一笑に伏します。
しかし現実のガン病棟ではどうでしょうか?
手術の合併症で再入院した患者、
抗ガン剤の治験薬の“人体実験”でうんうん唸っている人が
あふれているではありませんか?
もちろん、キノコやハーブ類で
「ガンが治った」とする民間療法の本にたくさん載っている
匿名体験談の数々を鵜のみにすることは危険です。
こうした製品は、いまの薬事法では、
あるフェーズ(段階)の実験を経ないと
薬としては認可されませんから、
とくにトラブルが起これば社会問題となります。
しかし、200万人、300万人といわれる、
ガン患者にとっては、
もう少し、心身をトータルで診てくれる医療制度ができないのか?
これがウソ偽りのない心境です。
ガンはおデキや切り傷と違って、
からだの組織全体を蝕むものですから、
患部を切り刻むだけでほんとうに「完治」するのか?
むしろ、その医学発想そのものが
いま疑問視されているといってもいいでしょう。
病気を心身のトータルで診断する、
スローへルスな(しなやかな)治療が必要だということを、
身をもって分かってきているのが患者で、
遅れているのが現場の医師たちではないでしょうか?
というわけで、「おばあちゃんの知恵療法」で
日々、元気で過ごしている人たちの話を紹介しましょう。
「多発性骨髄腫」という治療の難しいガンを知っているでしょうか?
前に「ガンは食べて治す」という本を書いたときの共著者で、
このコラムでも何度も登場していただいた
鈴木博子さんの知人の男性がこの病に襲われたのですが、
玄米菜食に加えて「ビワの葉温灸法」を励行し、
いまも見事にガンを克服されているのです。
鈴木さんは「ビワのおじさん」という愛称で呼んでいますが、
岩手に行ってお会いしたとき、
その顔色がつやつやなのにはビックリしました。
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