元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第236回
玄米が楽しい!

玄米菜食の優れた薬効はよ〜く分かった。
しかし「言うは易し」で、毎日の献立を作ることは大変です。
前にも書きましたが、
わが家は朝食、夕食が軽く、
昼食がメインディッシュになっています。

・朝食
 梅醤番茶1杯と、リブレフラワー粉を熱湯で溶いたスープに
 梅干とショウガ、少々の醤油で味付けしたものをどんぶり1杯。

・夕食
 玄米うどん(または有機そば)
 のザルうどん風に根菜類の煮付け少々。

というわけで、昼食のメニューに凝るわけですが、
圧力鍋にカムカム鍋をいれて、
玄米ご飯をむっちりたき上げるだけでも、
1時間半はかかります。
その合間に、味噌汁、きんぴらゴボウ、
ひじきの煮付けなどを添えて、
さらに、その日のメインディッシュをこしらえるのですから、
たっぷり2時間はかかります。

わが家の妻もときどきため息をつきます。
いつも妻には感謝していただいていますが、
人間の欲望とは恐ろしいものですね。
さすがにもう肉や天ぷらは食べたくありませんが、
毎日、玄米菜食メニューですと、
ちょっと変わったものが食べたくなる。
腹の底では「これじゃ、やはり鶏のエサみたいだなあ」
と思ったりもします。
妻には悪いのですが、我侭が出てきます。

僕の親友でやはり食事療法で食道ガンを治そうとしている、
作家の倉本四郎さんも
「毎日、玄米やゴボウのまっ黒い顔を見ていると
突然、腹が立ってくるんだなあ」と慨嘆しています。
まあ、最近は、
「玄米がおいしい」 「マクロビオティックがおいしい」
(いずれもオレンジページ社)といった、
カラー写真入の料理ムックが出版されていますので、
バラエティに富んだ玄米菜食メニューが
わが家にも登場してきました。
スローヘルスの精神は、決して苦渋の心身修業ではありません。
楽しくておいしくなければ、
ほんとうの意味での養生にはならないと僕は思っています。


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2003年4月20日(日)

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