元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第233回
なぜ玄米菜食が体によいか?

では、日々、玄米菜食をどう組み合わせて
食べていけばよいのか?
マクロビオティックでは以下のように玄米を中心にして、
陽(体を温める)の食べ物と、
陰(体を冷やす)の食べ物を分けて考えますので、
まえにも解説しましたが、
「陰陽食品表」をもう1度あげて起きましょう。

<陽性の強い食品>
陽性の強い順に精製塩・卵・肉・チーズ・鳥肉・魚介類

<比較的バランスのとれた食品>
陽性の強い順に、完全穀物(玄米など精白されない穀物)、
豆類、根菜類・丸い野菜・緑黄色野菜、
海藻類、自然塩・植物油・
お茶、種子や木の実、温帯の果物、
甜菜糖・米飴・メープルシロップ等の自然甘味料

<陰性の強い食品>
陰性の弱い順に白米、精白小麦粉、冷凍食品、缶詰食品、
熱帯産の野菜・果物、
ミルク・クリーム・ヨーグルト・アイスクリーム、
精製油、香辛料、香りや刺激の強い飲料(コーヒー・紅茶など)、
蜂蜜・砂糖・精製甘味料、アルコール、
化学物質・防腐剤・着色料・殺虫剤などを含む食品、
麻薬、薬剤

この表を作ったのは1世紀まえの日本人医師や
食養研究家たちですが、
ナトリウムとカリウムが1:5の割合で含まれている玄米が、
もっとも栄養バランスがとれていることを発見し、
その玄米を中心に
・ナトリウムを多く含む食品を陽。
・カリウムを多く含む食品を陰・・と分類し、
陽の食べ物も、陰の食べ物も偏食しないように、
出来れば、中庸のとれた、
陰陽バランスのよい玄米菜食をすることが、
健康のヒケツだと説いたわけです。

体の調子や病気の症状には個人差が
ありますから、昔は食医に習い、
いまは食事指導者の意見を聞きながら、
玄米菜食を続けることになります。
病気のときは体を温めることが大切ですから、
ナス、トマトのような陰性の野菜より、
ゴボウ、蓮根のような根菜類を摂ることが、
医食同源の秘食ともなるわけです。


←前回記事へ

2003年4月17日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ