元週刊ポスト編集長・関根進さんの
読んだら生きる勇気がわいてくる「健康患者学」のすすめ

第224回
骨の痛みに「ねぎ焼き味噌」

スローヘルス懇親会で、
食事指導者の山村慎一郎さんが話した
マクロビオティックの民間療法の話の続きです。

●ねぎ
ねぎは根から食べるので“ねぎ”と呼ばれたそうです。
成分としては、
硫化アリルに富み、生で食べると、
神経を刺激して消化液をの分泌を促がし、
発汗作用を盛んにするために風邪や整腸によいようです。
・下痢…お粥に入れて煮て食べる。
・にきび…白根の外側を剥き、
       適当な大きさに切って患部に張る。

また、体の痛みをとるために、
ねぎを温めて活用する方法があると、
山村慎一郎さんはいいます。
・胃けいれん…ねぎとにらを麦粉につき混ぜて鍋で温める。
           これを手ぬぐいにくるんで胃に当てる。
・神経痛・リウマチ…ねぎ50〜60g、からし粉90g、
              大麦180gを布袋に入れ、
              水400CCで半量に薄め、
              その汁を患部に湿布する。
・やけど…すりおろしてガーゼにくるんで患部に当てる。

また「ガンが骨に転移したらしい、骨が痛い」
といって相談に来た知合いのために奨めたのは
ねぎ焼き味噌」だといいます。
焼いたねぎと味噌を和えた汁を飲まし、
さらに、焼き塩を袋に入れての骨の患部にあてたところ、
数日で痛みが和らいだといいますから、
数十年前の日本人は、しっかりと
「台所を薬局」として使っていたわけです。
ちなみに、ねぎ焼き味噌スープは、
熱のない鼻汁の出て寒気がする風邪には効果があるようです。
・材料
ねぎの白い部分・・・細かく刻んで大さじ山盛り1杯
豆味噌・・・大さじ山盛り1杯、 熱湯・・・200cc
・作り方
(1) 豆味噌を丸めて平らにして、表面を焦がして焼く
(2) (1)を器に入れ、つぶして、刻んだねぎを入れる
(3) 熱湯を入れて、よくかきまわして、熱いうちに飲む

農薬まみれ、化学添加物まみれから自然な有機食材の台所に!
あなたもスローへルスなキッチンを作ってみてください。
抗生物質、抗ガン剤やワクチンだけが薬ではありません。
「おばあちゃんの知恵療法」にも
一理ありそうだと思いませんか?


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2003年4月8日(火)

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