第4127回
林業に興味のある人はよく調べて下さい
女性によって経営されている
永保林業の昨年度の業績発表は多分、この2、3日でしょう。
私もまだ見ていませんが、
皆さんを失望させるような数字ではないと思います。
私は次の時代の重要銘柄として資源を重視していますが、
材木も私たちにとって重要な資源の1つです。
それも一ぺん掘り出してしまえば
なくなってしまう鉱石と違って、
自然が育てて後を補ってくれる資源ですから、
あとの面倒見が大切です。
大声でアマゾンの保護を叫んでいる人たちは多分、
アマゾンに行ったこともない人たちでしょうが、
私はカーニバルも見に行きましたが、
アマゾン河も船に乗って渡っています。
どうすれば森林の保護ができるのか、
プロでない私にはよくはわかりませんが、
乱伐をブラジルの政府が見て見ぬふりをするとはとても思えません。
ましてアマゾンだけでなく、
シベリアでもアフリカでも次々と許可をもらって、
それを中国だけでなく、
アメリカや日本にも売る計画を建てており、
その手始めとして広東省の中山市で
材木市場を買収したところです。
その現場を私たちの投資考察団が
10月に視察に行く予定を立てています。
事業のことですから、
もちろん計画通りに成長してくれるとは限りません。
一番大切なことはその事業が
時代にあった成長産業であるかどうかであり、
その次は経営者にその能力があり、
且つ人格のある人であるかどうかでしょう。
2つ目はこれから先を見るよりほかありませんが、
大切な資源の開発をする材木業が
これからの成長産業であることに
異議を唱える人は先ずないでしょう。
だからと言って、私が永保林業の将来について
全く楽観しているわけではありません。
ただ計画通りに開発がすすめば、収益性が高いことと
まだ株価が低水準にあるので可能性が大きいことが
投資家たちの注目を浴びるのではないかと見ています。
それでも私の言うことを鵜呑みにするよりも、
先ずご自分でよく調べてから行動して下さい。
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