中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第3001回
アジアの時代を予言する本を20冊も

ちょうどいまから30年前に、
この次はアジアの時代になる予感がして、
私は「アジアの風」(小学館 1989年)を皮切りに、
「アジアで一旗」(実業之日本社 1990年)
「海の向うが面白い」(中央公論社 1990年)
「中国人と日本人」(中央公論社 1993年)
「日本脱出のすすめ」(PHP研究所 1993年)
「日本人はアジアの蚊帳の外」(PHP研究所 1994年)
「アジアの勃興」(PHP研究所 1994年)
「アジア共円圏の時代」(対談共著 PHP研究所 1994年)
「アジアの曙」(グラフ社 1994年)
「アジアの蜜は甘いぞ!」(対談共著 PHP研究所 1995年)
「日僑の時代」(PHP研究所 1995年)
「こちら北京探題」(新潮社 1996年)
「チャイナリスクに賭ける」(対談集 プレジデント社 1996年)
「1997年 香港の憂鬱」(小学館 1997年)
「日本よ、香港よ、中国よ」(PHP研究所 1997年)
「YENよ、いまが出稼ぎの時」(日本実業出版社 1997年)
「中国人の思想構造」(中央公論社 1997年)
「騙してもまだまだ騙せる日本人」(実業之日本社 1998年)
「勝つのはお金かマルクスか」(小学館 1999年)
「中華思想台風圏」(新潮社 1999年)
何と20世紀の間だけでも20冊も
アジア時代到来を予言した本を書いています。

その頃は日本以外の
アジアの国々に注目する日本人はほとんどいなかったし、
むしろアジアの人々を一目も二目も下に見た考え方ばかりでした。
この気風は今なお強く残っていて、
それが日本人を
アジアの人たちとしっくりしない空気を醸してきました。
でももうその時代は終ろうとしています。
一足先に金持ちになった日本人が
アジア人のためにも、また自分たち自身のためにも、
アジアの各地に出稼ぎに行かないと
一人前と言えない時代になろうとしています。
30年前に私が何を言ったか、
いまはたしてその通りになっているかどうか、
どこでどう間違っているか、
古本屋で私の古い本を見つけたら是非、読んで見て下さい。
毎日、書いているうちに第28巻目がまたも1冊分になりました。
このあとは明日も続きますので、どうぞ宜しく。


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2008年5月28日(水)

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