第2604回
見習生の欲しい人は先ず現地を見に
中国でも人手不足がだんだん目立ってくる時代になりましたが、
賃上げの要求はあっても、
3Kの仕事は敬遠するところまではまだ行っていません。
むしろ高い給料をもらえるのなら、
かなりハードな仕事でも
自ら志願して働く人にはまだ事欠かない時代です。
そういう若手労働者を集めて「見習生」として日本に派遣すべく
寧夏自治区の政府を通じて営業許可を申請していたところ、
最近になって日本の労働省にあたる
北京の「労働と社会保障部」から
正式の許可証がおりてまいりました。
海外資本との合弁による人材派遣業者に
許可がおりたのははじめてだという説明を受けました。
これでどうやら大手をふって
海外への人材派遣ができるようになりましたので、
その第一陣として
東京のパン組合に16名の見習生を送り出すことが決まり、
つい最近、面接試験を終えたところです。
第二陣は、これも東京の機械の同業組合からの申し出で、
20名の機械工の見習生を送り込むことになっています。
その面接試験に
東京の町工場の社長さんたちが銀川市まで出かけるので、
どうせなら他の業界で人手不足に悩み、
見習生の受け入れに積極的な
中小企業の社長さんたちにも同道していただければ、
話が早いのではないかと考えて
この企画を立てたのです。
これは考察団ではなくて、
「見習生」募集のための現地「見習会」ですから
遊びのない4泊5日の短い旅行です。
6月24日(日)に東京、関空からそれぞれ北京にとんで一泊、
25日(月)に北京から寧夏回教自治区の省都銀川市にとんで、
25、26の2日に渡って現地の職業学校を見学、
27日に北京に戻ってその翌日には
それぞれ出発したもとの日本の空港に戻ります。
必要な人材があれば予め候補者の物色をすることも可能だし、
人材派遣を職業としたい人にとっては
新天地をきりひらくきっかけになることも考えられます。
ご参加になりたい方は
アジア交流センターにお申し込みになって下さい。
満員になったらすぐ締め切りますので、どうぞお早めに。
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