中国株、海外起業、海外投資、グルメ、ファッション、邱永漢の読めば読むほどトクするコラム

第2218回
北京で三全公寓をうまく利用する要領

北京勉強会は原則としては一週間です。
四月二十九日から私が日本へ帰る五月七日までの
九日間ですから、二十九日に来れば
五日に帰ればいいし、一日に来れば七日に
帰ることになります。ご本人の都合で早く切上げても
さしつかえないし、連休中ずっと滞在していても
宿泊費さえ払えば、もちろん延長することもできます。
宿泊費は日割計算ですから、
どちらも余計な支払いをすることにはなりません。

また三全公寓は全部が
ベッド・ルームの二つついたスイート・ルームですから、
お友達とご一緒とか、家族連れの人にはお得です。
プールもあれば、サウナもあれば、
ヨガや太極拳の練習もできます。
また、中国式のマッサージや
漢方の先生に診断してもらうこともできますから、
短時間に中国文化に馴染むことができます。
なかでも出色なのは、
私の家の食事を東京で味わうためには
私に招待されないとチャンスはありませんが、
三全公寓の陶朱公館に行くと、
私の家で十二年間働いたコックがいますので、
「邱飯店のメニュー」
(中央公論社刊、実業の日本社刊)にでてくるような
邱家の家庭料理を食べることができます。
同じ勉強会に参加した人たちの顔合わせ会は、
「中国の金儲けの神様」陶朱公(范蠡)の名を冠した
陶朱公館でひらくことになっています。
なお5月4日に久しぶりに北京邱友会を
開催しますので北京在住の方で、邱友会にだけ
参加される方も歓迎致します。

また勉強会の苦手な方は
中国語の個人教授も素っぽかすことはできますが、
標準中国語の本場である北京の事ですから、
たとえ一日に二、三時間だけでも、
中国語の講習は受けて下さい。
どうせ午前中は店もまだひらいていませんし、
観光地めぐりも午後にならないと
物にはならないのですから。

なお中国旅行は2週間以内なら、
パスポートさえあれば、ビザは要らないのですから、
休みを利用して
ぜひ北京を一回はザッとごらんになって下さい。
ただし休みになると安い切符も高くなりますから、
早目に手当てをしておく必要があります。


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