第2203回
観光ブームの中にもチャンスはあります
あとはどうしても旅行と健康ということになります。
自分が旅行をしたかったからというのが第一の動機ですが、
私はまだ皆が世界旅行を試みなかった頃から、
家族連れで海外旅行に出かけました。
家族旅行と言っても
子供たちがおとなしく一緒について来てくれるのは
精々高校生か、大学生になりたての頃までです。
こうした観光ブームは
成熟社会になるまでにも起ります。
ですからいまは中国が観光ブームの時代に突入しています。
年のうち3回、旧正月と五月のメーデーと
十月の建国記念日になると、
出稼ぎに出ている人たちの里帰りということもありますが、
休みを利用して観光に出る人たちの旅行も重なって、
列車も飛行機の中も身動きがならないくらいになります。
懐具合にやっと少し余裕ができただけで
早くも起っているのですから、
本格的な観光ブームがはじまったら、
人口が多いだけに
どんなことになるのか予想もつきません。
成熟した先進国が逆にその影響を大きく受けることになります。
しかも成熟社会になっても
観光ブーム、旅行ブームはそのまま定着します。
ですから観光産業はますます大産業になります。
ところが、観光関連のビジネスは
航空会社を見ても、ホテルを見ても、また観光会社を見ても、
株価が示しているように意外とお金が儲かりません。
競争も激しいけれど、皆それぞれに泣きどころがあって、
メーカーや流通業に比べて利益の歩どまりが悪く、
天候や国情やコストの変化にうまく対応できないのです。
しかし、その半面、人が動くのですから、
お金も動きます。
お金が動けば必らずお金を儲けるチャンスが生まれます。
たとえば、人が動けば必らず
お金を使ったりお土産を買ったりしますから、
人の慾しがる物やサービスに焦点を合わせれば、
お金を払ってくれる人があります。
たとえば団体旅行に参加すると
必らずのようにお土産屋さんに連れて行かれますが、
何軒連れて行かれても
お土産屋さんには自分の欲しい物は売っていません。
これはあなたにとってチャンスであると
お考えになりませんか。 |