第2107回
インドの旅は皆で渡ることにしよう

インド視察旅行を企画したのは、
中国の次はインドだという議論をする人が多く、
私の周囲でも「インドに行って見ませんか」
という催促が多かったからです。

私は10年あまりも
インドとはご無沙汰しておりますので、
側近の者を2、3人連れて少人数で
先ず下見に行くプランも立てて見ましたが、
前に行った時の経験で少し不安になりました。
飛行機は眞夜中に着くし、
待ちかまえているガイドたちは二口目には
「ノープロブレム、ノープロブレム」といいながら
トラブルが次から次へと起るし、
飛行便が急にキャンセルされて、
思いもかけない所で下ろされて
トイレもバスもないホテルに
連れて行かれたりしたこともあります。
ロシアとインドはやっぱり
「みんなで渡れば・・・」の国だと考えて
団体旅行に切り変えたのです。

それでもどうして中国の次はインドだと
皆さんが思うようになったかというと、
中国の次に人口の多いのがインドだからです。
長い素晴しい歴史と文化がありながら、
どこかでストップがかかって
ずっと停滞していましたが、
こういう国で工業化にゴーサインが出たら
図体が大きい分だけ世界中に大きな影響をあたえます。
その兆ざしはバンガロールを中心に
IT関係の事業が急速に展開されていることと、
インドの株式市場を世界中の信託基金が
注目しだしたところに現われています。

2週間くらいの旅行では
蜂蜜屋の前を通って
匂いを嗅いだていどのことしかわかりませんが、
それでも実際に自分の目で見るのと、
想像して考えるのとでは
大きな違いがあると思います。
私は実証主義者ですから、
同じ考えを持った友人たちを誘うことにしたのです。
来る2月11日(土)から22日(水)までの12日を
北京→デリー→チェンナイ→バンガロール→ムンバイ→
ジャイプル→アーグラー→デリー→上海の旅のために
空けて下さい。
時間と費用を少々奮発しなければなりませんが、
滅多にないチャンスです。
詳しいことはアジア交流センターに
お問い合わせになって下さい


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