第1996回
合肥の日立建機を見学してきました

結婚会館のプランを樹てて、
さしあたりやらなければならない手配を終わってから、
私は第35回中国投資考察団に
参加される34名の方を
北京の三全公寓に迎え、
ご一緒に合肥、屯渓、黄山、義烏、
そして、最後は上海で
中国株の研究会をやる旅行に出かけました。
今回はちょうど
お盆休みと重なっているせいもあって、
参加する人員もいつもより賑やかであり、
ちょうど「上海を勉強する会」で
上海に集まった人たちと合流して
上海邱友会をやる予定だったので、
上海邱友会は
東京でやる邱友会よりも人数が多いという
珍しい結果になりました。

合肥市に行ったのは
私がお世話をして合肥市の開発区に設立した
日立建機の中国工場を見学に行くためでした。
既にこの6月に
創立10周年記念パーティに参加したばかりですが、
この合肥に設立したパワーショベルの工場と、
成都市で大へんなお客を集めているイトーヨーカ堂は
中国進出をして成功した
日本企業の代表的な例として
いつもジャーナリズムに取りあげられております。
偶然とは言え、2社とも私が水先案内をして
できあがったものなので、
中国の社会が必要なもので、
中国人とうまく協力して事を運べば、
どんな困難も乗りこえられるという
サンプルと言ってよいでしょう。

合肥のパワーショベルの工場は
夏休みの予定でしたが
急に受注がふえたこともあって
夏休みを返上して操業することになり、
総経理さんが説明会をやり、
先頭に立って広い工場内を
案内して下さいました。
ちょうど人民元の2%の切り上げの直後で、
予想を超えて中国株が
一せいに上向いているさなかだったので、
もしかしたら金融引き締めを乗り越えて
中国の景気が再び上昇に向う兆ざしかなと
思いたくなる気配が見られました。
政治家たちは角突きあう姿勢を崩していませんが、
経済はとっくに国境を乗りこえて
次の世代に入っているという、
これは説得力のあるいい例だと思います。


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