第1994回
貸衣裳屋で再起を図りたい人いませんか

次は花嫁衣裳のリースと
着付けを受け持ってくれる人です。
最近の中国の大都市に行くと、
町のド眞ん中の賑やかなところに
花嫁衣裳を飾ったショーウインドーが目立ちます。
ほとんどが台湾から進出した業者で、
この20年間に台北で実力をつけた人たちです。
台北には1つの通りがそうした店でできており、
貸衣裳と結婚式の撮影を商売にしています。
日本のように披露宴から
ハネムーンの企画まで受け持っていないのは、
おいしいところだけをとる商法に
徹底しているからでしょう。
中国大陸でも、最近の若い人たちは
ヨーロピアンスタイルのウェディングに
あこがれているので、
これらの業者にとっては
「二匹目のどじょう」ということになります。

私たちの場合は教会
(中国風にいえば礼堂)もつくり
鐘を鳴らす設備もしますが、
中華料理屋、イタリア料理屋も
既にトップレベルのものがありますし、
ウェディング・ケーキも
北京で一番美しいものができますので、
あとは日本スタイルの衣裳や
着付けや結婚式の進め方が
受け入れられるかどうかにかかっています。
幸いなことに反日、抗日ムードも一部にありますが、
若い人たちの間に、日本的ファッションや
アトラクションに対するあこがれも強いし、
とりわけデザインでは先進国と思われているので、
日本の洋風衣裳は
台湾より一歩先を行くものとして
受け入れられる雰囲気です。

この分野でも
私は多くの知己を持っていますが、
小さくとも熱心で
海外進出に熱意のある人の方が
よいと考えていますので、皆さんの中で、
美容室とうまく協力して行ける方がおられましたら、
申し出て下さい
新しくはじめるのは難しいと思いますが、
日本で既に若干の実績があり、
新しく投資をしないですむだけの
知識とストックがあれば、
結婚するカップルの減少に悩まされている
日本の業界と違って、
目の醒めるような再起ができるのではないでしょうか。
同じことが結婚式の写真をとるスタジオについても
言えると思います。


←前回記事へ 2005年8月25日(木) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ