第1993回
結婚会館の美容室はやる人が決まりました
結婚会館を北京でつくる構想は
私が考え出したというよりは、
私のところへ集まってきて
中国でサービス業を展開したいという
日本人の青年たちが
中華料理屋やイタリア料理屋や
コーヒー・ショップで働いているうちに
しぜんに意見が一致して、
私に建議して私がそれに乗ったものです。
やろうと決めたら
すぐにも実行に移すのが私の主義なので、
すぐに上海に飛んで
既に上海で700組のニューカップルを誕生させたという
日本人の主催する結婚式場の現場も
見せてもらいましたし、
台湾から日本と中国の実情に精通した
インテリア・デザイナにも北京に来てもらって
設計にとりかかっていただきました。
どうぜ自分一人で
できることではないので、
このコラムでも
協力していただく人の募集にもかかりましたが、
同時に心当りの人たちにも声をかけてみました。
そうしたら美容室を受け持って下さる方は
すぐに見つかりました。
高度成長に入って
人々の懐具合が急速に良くなっていますので、
美容室や化粧品ビジネスやファッション業界は
中国のこれからの有望ビジネスです。
そういうことが念頭にある
美容室の尖端を走る若い美容師で
既に北九州で
18軒の美容室チェーンをやっている人が
以前に中国進出の可能性について
私に相談してきた人がおりました。
うちの秘書室からその人に連絡をしたところ、
ちょうど2ヵ月前に、
上海の浦東のショッピング・センターの中に
1号店をひらいたばかり
という返事がかえってきました。
しかも都合のよいことに
私が考察団を連れて上海入りをする日に
当人夫妻も上海にとぶというので、
上海入りをすると同時に
その第1号店を見学させていただくことができました。
一緒に行った私の上海のスタッフも
店のインテリアを褒めていましたので、
あとは日本的サービスと技術で
新しいマーケットに挑戦することになります。
お蔭様で、募集の記事を出す直前に、
美容室を担当して下さる人は決まりました。
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