第1915回
黄山を見たら他の山は見られなくなります
夏の考察団は先ず北京から
安徽省の省都合肥市で
パワーショベルの生産をしている
日立建機の工場見学に出かけ、
翌日、合肥市からバスで3時間ほどかけて
黄山市に移動します。
黄山市も私が名誉市民のキイをもらった
有名な観光地で、
上海B株に上場されている黄山旅遊は
この土地の観光を一切とりしきっている会社です。
お世話になるついでに、
会社の概況も説明していただく積りです。
黄山はご存知のように
中国を代表する名所の一つで、
私も泰山やカジュガルや
チベットの山々まで出かけましたが、
中国大陸のド眞ん中にあって、
それだけ卓越した風景は
想像を越えるものがあります。
「黄山を見たら、もうほかの山を見る気がしなくなった」
という有名な詩句が残っていますが、
小平が頑張って下から徒歩で登って
九合目くらいで遂にダウンした
という逸話が残っています。
いまはケーブル・カーがありますので、
一息に上まであがってしまいますが、
夏は観光客が多くて
待ち時間の方が長いかも知れません。
私は1回は合肥市長さんに案内されて、
もう1回は黄山市の副市長さんに案内されて、
都合2回、黄山の山の上のホテルに泊っています。
あれから10年もたちましたので、
山の姿に変わりはないでしょうが、
交通手段にかなりの改善があったかも知れません。
名勝として中国でも10本指の中に入る絶景ですから、
滅多にないいい機会だと思います。
黄山から8月14日に上海にとび、
上海に3泊します。
3泊のうち1泊はまだ計画中ですが、
できれば義烏市という
世界一の問屋街の並んだ
新興都市の見学に行きたいと
地図と首っぴぎをしているところです。
帰る前日はいつものように永華大廈で、
中国株の講習会と私のスピーチがあります。
人民元切り上げの時期が目睫に迫ってきたので、
ききもらせない情報があるのではないでしょうか。
8月9日(火)から17日(水)まで
時間とお金の都合のつく方は
どうぞアジア交流センター(TEL:03-3400-9393)へ。
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