第1804回
未来のある仕事には助太刀も多い

新しくはじめた仕事が
将来どういう形になるかは、
その過程でどういう手応えがあるかで
大体の見当がつきます。
はじまった途端に
打てば響くような反応があったり、
色々と助け船が現われたり、
思わぬグッド・ニュースがもたらされたりすると、
もしかしたらという気持になるし、
仕事に従事している人たちも勇気づけられます。

たとえば、雲南省のコーヒーの産地を見つけたら、
そこに僅かに残っていた品種が
ブルー・マウンテンや
キリマンジャロに匹敵する
良質なものであることがわかったり、
では産地からやって見ようかという気を起したら、
その地域の行政を担当している役人さんたちが
親身になって手伝ってくれるようになりました。
それをどうやってさばいたり、
コーヒー・チェーンをどうやってつくったりするかも
わからないままにやる段取りをすすめたら、
今度は水蒸気でコーヒーの焙煎をする
画期的な方法が持ち込まれるということも起りました。

火の代わりに水蒸気を使っても
焙煎ができるだけのことと思ったら、
意外にも焙煎して1年もたったコーヒーを
罐の中から出してみたら、
香りが抜けていないだけでなく、
酸化もすすんでいないことがわかりました。
コーヒーの美味で勝負する積りだったのが、
長持ちをして、
しかも健康食品の仲間入りをするとなると、
同業者の間でも優位に立つことができます。

こんな話をこのコラムで書いたら
「いつ手に入るようになるのですか」と
矢の催促を受けましたが、
まだ焙煎の設備が整わず、
現地での焙煎ができていません。
いつまでも匂いもかがせないのも
どうかと思ったので、
正月暮れに昆明から
コーヒー豆を20キロばかり持ち帰って、
東京で水蒸気焙煎をして
ジャーナリズムの最前線で働いている友人たちに
試飲をお願いしたところです。
1日も早くインターネットで
売れるようにしなくっちゃ、
と心をせかせているところですが、
コーヒー党の方は
どうぞもうしばらくお待ちになって下さい。


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