第1678回
「世界の遺産」がおまけについてきます
今度の中国投資考察団には
雲南省まで足を伸ばすほかに、
大理、麗江という俗にシャングリラと呼ばれている
桃源郷にまで行くおまけがあります。
雲南は日本人の故郷ではないかとよく言われます。
シーサンパンナまで行くと、
木造家屋の屋根が日本の神社と同じつくりだし、
家の中にはしきりがありません。
家に床下があるのも、日本家屋と共通しています。
また松茸を食べるのも、日本人とよく似ています。
今回は(方角が違うので)
シーサンパンナまでは行きませんが、
コーヒーの産地保山から大理石で有名な大理と、
「世界の遺産」に数えられている麗江まで
ずっと車を走らせます。
前に大理に行った時
海(アルハイ)という大きな湖に船を浮かべて
パイ族の民族舞踊を楽しんだのがとても印象に残りました。
しかし、それ以上に心に残っているのは、
大理石を縦にうすく切ってつくった風景画です。
もともと大理石には濃淡さまざまの模様が入っていますが、
それをうすく縦割りにすると、
人の手では書けないような南画にもまさる風景画になるのです。
一枚一枚、微妙に違った風景を額に入れて売っています。
また同じ大理石をつかってつくった花瓶も、
天然の模様だけで
どんな焼物も及ばないような味わいを出しています。
とても気に入ってよほど買おうと思いましたが、
日本までの長い道程を考えて断念したことがあります。
麗江はチベットを通るシルクロードの要所にあたり、
町全体が骨董品のようなところです。
私も今回やっと念願かなって足を踏み入れることになりますが、
これも旅行団を組織したからこそ実現できることです。
雲南は同じ西部の秘境でも一番南にあるので、
11月でも温暖な気候に恵まれています。
ウルムチは真夏でないととても行けませんが、
ここは冬でも花が咲き乱れています。
思い切って中国の西南の果てまで足を伸ばして下さい。
こんな機会でもなければ、
とても一人では行けないところです。
もうすぐ締め切りになりますので急いで下さい。
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