第1645回
一大消費市場が見えてきます

合肥市長さんも内部情報で、
私たちの一行が
重慶から武漢に向うのを知ったのだそうです。
あの当時は小平の改革開放政策が打ち出されたばかりで、
どこの地方首脳も海外企業の誘致に
熱を上げている最中でしたから、
私たちは恰好の対象に見えたのでしょう。

合肥市長さんは船上まで上がってきて、
私たち一行をホールに集めて
合肥市のPRにこれつとめました。
そして、船が出発をする前に
次は必らず合肥を旅行のスケジュールに組み入れることを
有無を言わせず私たちに約束させました。
このときも、天下の名所黄山を
市長さんが先頭に立って案内しますから
という餌に私たちは引っかかったのです。

合肥では台湾系の企業は
これという投資を進めることができませんでしたが、
結局、私が日立建機を誘致して、
土浦本社工場に劣らない
大規模なパワーショベルの現地工場を
新しい開発区に建設しました。
高度成長がはじまれば、公共投資は定着する。
公共投資で一番多く使われるのは
パワーショベルだからという私の予想は見事に的中して、
中国工場は順調且つ急速な発展をして、
年に100億円以上も収益をあげ、
200円まで下げていた日立建機の株価を
1700円まで持上げる起重機の役割を
はたすようになりました。

いつもこんな大当りになるわけではありませんが、
三峡下りを一ぺんやっただけで
そういうラッキーな流れに乗ることができたのですから、
「夢よ、もう一度」と願いたくなるのも人情でしょう。
というわけで、今回は
北京では中国人寿か、中国人民財産保険のいずれか、一社、
重慶では長安汽車、上海では上海ディーゼルといった
人気注目株の見学をスケジュールに組み込んでいます。
相手の都合でその通りに行かないこともありますが、
9月から10月にかけては
中国株から目の離せない時期でもあります。
考察団に参加されたい方は
急いでお申し込みになって下さい。
満員になり次第、締め切らせていただきます。
お申し込みはアジア交流センターへ
 電話 03-3400-9393)


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