第1643回
三峡下りは幸運をもたらしてくれます
遅くなりましたが、
やっと内モンゴルの視察旅行から帰ってきて、
いまこの原稿を書いているところです。
10月の成都、重慶から三峡下りをして
上海に至る第31回中国考察団の旅行は
まだ先のことだと思っていましたが、
10月12日から20日までの8泊9日の旅程だと、
もう来月のことになってしまいました。
内モンゴルは珍しいことは珍しいけれど、
「世界の工場」から遠く離れた
田舎の旅と思っていましたが、
なかなかどうして、
地面の下の3分の2が石炭というところですから、
石炭不足、電力不足時代の花形産業が
あちこちにありました。
上海B株に上場している伊泰煤炭は
ことしの上半期だけで
前年比、4.13倍という利益をあげています。
下半期も同じ好業績が続くと、
当事者から説明を受けましたから、
同行した人たちは株を買いたい衝動に駆られ、
「夢多くして銭少し」の実感を深くしました。
旅行に行く度に、私も含めて、
「日聞所未聞、日見所未見」の格言通り、
毎日が見聞を新たにする素晴らしい日々で、
退屈どころの騒ぎではありませんでした。
今回企てた三峡下りの旅は
古い手帖をひっくりかえして見ると、
92年の9月に台湾の実業家たち80名を引率して
挙行したことがあります。
四川省長さんが私の北京入りを政府の内部情報で知って、
副省長以下23名の部下をわざわざ北京まで派遣して
礼を尽して招待してくれたので、
断わりきれずに成都入りをし、
それがきっかけで、
人口1千万の成都の町のド眞ん中に
ショッピング・センターを建設することになったのです。
現在イトーヨーカ堂がキイ・テナントとして
入居していますが、
商売上手なイトーヨーカ堂のことですから、
いつも押すな押すなの大盛況です。
三峡下りにはほかにも忘れられない思い出が
いくつか残っています。
もし同じことがまた起るとしたら
参加した人たちに幸運が訪れるチャンスが
あるかも知れません。
それがきっかけになって、
私の周辺で成功した実例がいくつもあったからです。
(旅行参加希望の方はアジア交流センターへ
電話 03-3400-9393)
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