第1496回
ウルムチ、カジュガルに行きませんか
福州、厦門に行く投資考察団の募集を締め切って、
これから出かけるところですが、
その次の6月に挙行する
ウルムチ、カジュガルへの考察団に参加される方を
早めに募集することにしました。
6月21日(月)から29日(火)までの
8泊9日の旅行で
まだ2ヶ月あまり先のことですが、
何しろ中国でチベットと並ぶ
さい果てへの旅行ですから、
中国の大抵のところに行ったことのある人でも
「いつ行くのか、いつ行くのか」と矢の催促です。
私の「中国の旅、食もまた楽し」
という中国旅行記(新潮社刊)は
「小説新潮」誌に3年にわたって連載したものですが、
孫悟空が三蔵法師について
西方へお経をとりに行く途中の
火焔山の難所から筆を起しています。
自分が書いた、
邱永漢「西遊記」(中央公論社)の
現場を検証するために
先ず新彊自治区のトルファンに行くところから
スタートしたのですが、
それにはわけがあります。
私の上海のビルの設計をした建築家が
ウルムチから帰ってきてその話をするので、
「どんなところですか」ときいたら、
「どう説明したらいいでしょうか。
私が説明するよりご自分が
一ぺんおいでになって見て下さい。
想像をこえた景色に
次々とぶっつかりますから」
そう言われたので、
親しい友人を何人か誘って、
成都経由でウルムチにとんだのです。
更にカジュガルまで飛行機を乗りついで
カザフスタンと国境を接するカラクリ湖まで
小型バスで200キロも走ったのですが、
平地では見たこともないような光景に
次々とぶっつかって
何回も自分の目をこすって見なおしました。
私が詳しく説明するよりも、
やはりご自分の目で見てもらうのが
一番だと思います。
何しろいままで一番遠距離のところに行きますので、
飛行機に乗る時間も長いし、
お金もかかります。
でもこのチャンスを逃したくない人は
早めにアジア交流センターに申し込んで下さい。
案内状をお送りいたします。
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