第1480回
私の誕生日にこんなプレゼントが欲しい

明日は私の満80才の誕生日ですが、
いつも誕生日が近づくと、
それまでグスグスと一日延ばしに解決が延びていたことが
不思議にもつれた糸がほどけるように、
一つずつ片づいて行きます。
もう今更、ほどけてもほどけなくても
同じようなものですが、
それでも肩の荷が軽くなって行く感じがします。

私は人をだましたり、
人のお金を欲しがったりしたことは
一度もありませんが、
それでも人から訴えられたりします。
地価でも株価でも上がり下がりがあって、
ちょっと間違えると思わぬ損をさせられます。
自分のやったことですから
私ならジッとこらえますが、
世の中にはそれを私のせいにする人が時々あります。
私を槍玉にあげれば、
自分の損をとりかえすことができると錯覚するのでしょう。

でも濡れ衣を着せられて、
私も泣き寝入りをしているわけには行きません。
有名人はいい標的になると見えて、
しょっちゅう新聞ダネになったりしますが、
時間がすぎるといつしか解決して行きます。
道理がどうだということよりも
時間が一番強力な解決者の役割をはたしてくれるのです。
ことしも、向うの方から糸がほどけてきて、
誕生日を前に肩の荷がおりるようなことが
いくつもありました。

それでおしまいになればよろしいのですが、
荷が軽くなった分だけ
また新しいお荷物が待っているので、
担ぐ荷物が変わっただけで
楽になったわけではありません。
私の秘書が勘定したところによると、
私がことし手がける新しい仕事は
全部で13あるそうです。
なかでも私がいま一番こだわっているのは
日本人の大好きな蕎麦を
中国のどういうところに植えたら、
日本に負けないだけのいい蕎麦ができるかと
実地に教えてくれる人です。
私と一緒に内モンゴールとか、
雲南省とか、貴州省に行って、
こんな土地なら金砂郷町とか、
開田村に負けないいい蕎麦ができると
教えてくれる人があったら、
私の80才の誕生日の最大のプレゼントになります。
どうぞ心当りの人は
こっそり私に耳打ちをして下さい。


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