第1467回
デザイン学校も簿記教室もできます
私が上海で日本語教室をつくった時、
親しくしている著名なインテリア・デザイナーの友人が、
「僕もお手伝いしますよ。
でも僕にできることでないと、
手が出せませんから、
上海にデザイン学校をつくって下さい。
そうしたら喜んで教えに行きますよ」
と言ってくれました。
でもロクに授業料もとれないデザイン教室に
大先生においでいただいたのでは、
飛行機賃を払うだけでも大へんだと考えて、
その話は話だけで終ってしまいました。
しかし、いま考えて見ると、
言葉の問題もありますが、
教えるということは
本人が行かないとできないという先入観が
私にあったからです。
もしインターネットで
教えることができるとしたらどうでしょうか。
たとえば1年で終了する初等科を
「ハイハイQさん」の中国語版で教えるとします。
先生が1日分の教材を毎日、要領よくまとめて、
それを図解入りで中国語に翻訳したものを
ホーム・ページに載せたとします。
勉強する方は無料ですが、
受講前に住所氏名を書いて登録してもらいます。
途中でわからないことがあったら、
先生に質問することもできます。
1年たってほぼ講義が終ったら
先生に1週間、上海に出向いてもらって
ご本人に通訳つきで講義をしてもらいます。
そのあとテストをして実力ありと認めたら、
修了証書を発行します。
その時に、講習料と免許料をいただけば、
多少の取り戻しはできるでしょう。
先生としては只同然の講師料ですが、
人に教えることは教えられることだし、
ホーム・ページの反応は打てば響くほどにあります。
また、中国版の教科書を期せずして書いたことになって
中国で有名になるチャンスもあります。
インテリア・デザインだけでなく、
グラフィック・デザイン、ファッション・デザイン、
コンピューター・デザインから、
はてはクッキングや押し花の教室まで、
さまざまの分野で
日本と中国を結ぶことができるのではないでしょうか。
私がホーム・ページと翻訳者を提供しますから、
やれる自信のある人は手をあげて下さい。
|