第1458回
中国株勉強の旅に出かけましょう
厦門(アモイ)のお隣りに鼓浪嶼(コロンス)
という小さな島があります。
渡し船で行くのですが、
目と鼻の先ですから、川でも横切る感じです。
でもこのあたりは恐らく
ヨーロッパ人がオリエントを目指して
最っ先に辿りついた港の一つだったに違いありません。
お茶のことを英語でティと呼びますが、
お茶のことをティと呼ぶのは福建語だけです。
広東語も北京語もツァと発音しますから、
厦門からヨーロッパに持って帰ったのが
はじまりだったと私は推測しています。
このあたりは漁獲の豊富なところで、
成都とか、長砂とか、奥地の海産物は大半が
このあたりから空輸されています。
厦門には2泊しますが、
中国で一番魚の美味しいところと言ってよいでしょう。
厦門のあとは上海にとんで、
中国株の講習会をひらきます。
ここのところ、中国株は目の離せないところです。
どうしてかというと、
中国の対米貿易の黒字が1000億ドル台にのせ、
人民元の切り上げは
時間読みの段階に入ってしまったからです。
私はあわて者のところがありますから、
「人民元の切り上げは、小刻みにやるだろう、
第一段階は多分、香港ドルと
1対1のレートからスタートするだろう」
と予想したところ、
2月の中旬になると、
中国の新聞が内部情報として
5%のレートで3月から実施するらしい
というニュースを流しました。
人民銀行は「不正確な情報だ」と
打ち消しに大わらわでしたが、
途端に香港のH株とレッドチップが
大へんな勢いで買われました。
香港ドルで中国株を買うことは
人民元の切り上げに対抗する有力な方法の一つであることを
教えられたようなものです。
そうした実地の勉強をするために
一週間の時間をあけて
中国投資考察団に参加するのは
お金と時間の無駄使いにはならないと思います。
4月23日から5月1日までの8泊9日の旅です。
ご希望の方はアジア交流センター
(03-3400-9393)に申し込んで下さい。
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