第1403回
足マッサージのために北京へ行きましょう
この頃は日本でも流行するようになりましたが、
北京に行くとよく
「足のマッサージ」の看板が出ています。
家号に何とか良子という名がついているので、
一瞬、「おやおや日本人の女性が経営しているのか」
と勘違いしてしまいます。
良子とは日本人女性の名前ではなくて、
足マッサージの名手であった
チベット人の元祖の名前だそうです。
どうして私がそれを知ったかというと、
Q's CAFEや
イル・ミリオールとほぼ時を同じくして
Qクラブの中に店びらきをする
「知足良子」という足のマッサージの店主が
亜運村(アジア運動会場)で経営している
良子と名のついた店に行ってきたからです。
私は北京に行くとマッサージ師を
自分のマンションに呼んで
マッサージをしてもらいます。
中国のマッサージは長い伝統があるので
日本と比べ物にならないくらい腕前は達者です。
そのマッサージの店がQクラブに
足マッサージの店をひらきたいので、
私に自分の店を見に来てもらいたいと言ってきたのです。
一口にマッサージといっても、
盲人のやっている店から
ピンクがかったいかがわしい店まであります。
Qクラブに素性のわからない店を
いれるわけにもいきませんので、
社会深訪がてら、
亜運村まで体験に行ってきたのです。
私の足をもんでくれたのは当然、
店で一番腕のいい人だったと思いますが、
私が男性を望んだので
30才くらいの青年マッサージ師が
私の足を90分かけて揉んでくれました。
「おや、先生は心臓に問題がありますね」
「おや、糖尿の気がありますね」
「腰が痛みますね」
と足をいじっているだけで、
こちらが何も言わなくてもわかるらしいのです。
力任せに足をもみますので、
悲鳴をあげたくなるほど痛いのですが、
90分かけて終った頃にはすっかり気分爽快。
料金は108元(1元は15円)
3800元奮発してチケットを買うと
1回が58元になって家族中で使えるとか。
この値段でこのサービスなら、
マンションに泊っている人の大半が利用することは
間違いありません。
すぐにも日本に持ってきたいところですが、
日本には色々の規制がありますから、
やはりこちらまでおいで願うよりほかないでしょうね。
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