第988回
人生の変り目は自分でひらきましょう

自分の人生に転職をもたらすようなチャンスに
めぐりあいたいと思っている人は
たくさんいるのではないでしょうか。
そういうチャンスは偶然がもたらしてくれるものでしょうか、
それとも自分で探がしに行くものでしょうか。

私は自分から探がしに行くものだと思っています。
探がしまわっているうちに、
思いがけないところがきっかけになって
実現の緒口が見つかるのです。
たとえば、この「もしもしQさんよ」のホーム・ページを見て、
私の主催する中国視察旅行に参加した人がたくさんいます。
行く前は私がどんな人か見てみたいという好奇心と、
世界的大不況の中で高度成長を続けている中国が
どんなところか見てみたいという気持で
うんと気張って大枚をはたいて参加したところ、
一週間行動を共にしているうちに
いままで全く知らなかった人たちと
すっかり仲良しになって、以後文通をしたり、
仕事や人生のことまで相談しあうようになった人が
珍しくありません。

育った環境も違うし、年齢や職場も違うし、
身分や収入もまるで違います。
こんなことでもなければ
知り合いになるわけもない間柄です。
でも一緒に中国に行ったというそれだけのきっかけで、
将来を生きるためのアドバイスをきいたり、
仕事のとっかかりをつくったりした人もあります。
物おじせずに私に直接相談する人もおれば、
センセイはえらすぎて近づきにくいけれど、
あなたなら私でも相談できるからと言って、
すっかり仲好しになった人もいます。
もとを言えば、インターネットがとりもった仲ですけど、
一緒に中国に行っただけで、
中国がすっかり身近なところになったばかりでなく、
次の人生の扉がひらかれ行く感じになるのです。

私にしても、
「あ、この人はこんなやり方をすればいいなあ」と見えてきます。
私にも見えるくらいですから、
きっと本人にとって人生の変わり目に来ているのです。


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2002年11月23日(土)

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