第943回
ことし最後の中国投資視察に行きませんか

「旅行は行きたいと思ったらすぐに行け、
買い物は買いたいと思ったらすぐに買え」
というのが私のプリンシプルです。
私の経験によると、旅行に行きそこなうと
のちのちまで心にわだかまりが残るし、
旅先で買いたいと思った物を
まだ2、3日滞在しているからと言って空手で店から出てくると、
もう二度と買いに戻ることはないからです。

ことし最後の中国投資視察旅行は11月13日からはじまります。
案内のページにも書いてあるように、
北京からはじまって上海に行き、
上海から広州へ出て(順徳を経て)香港に行き
20日に香港からそれぞれの出発点である成田か、関空に戻ります。

北京と上海は私は毎月のように行っていますから、
さほど驚くようなことはありませんが、
はじめての人は自分の目をこすりたくなるほど驚きます。
殊に上海の発展ぶりは日本人の想像をこえるものがありますから
沈滞した東京や大阪を見慣れた人にとっては
とびあがって走り出したくなるような衝動に
駆られてしまいます。

広州に行くのは7、8年ぶりです。
と珠海は経済特区なので、
時々必要に迫られて近況の偵察に行きますが、
中国人の中で最も国際感覚を持ったのは広東人と上海人です。
とりわけ戦前からアメリカに一番たくさん渡航したのが
広東人で、アメリカで中国語といえば広東語、
それも広東の田舎言葉です。
そういう人たちによって孫文の革命が支持され、
近代中国が誕生したのです。

広州から香港に出て、香港一の中華料理、
福臨門の本店で最後の日の晩餐をとることについては
この前にもご案内したとおりです。
福臨門は最近オープンした東京駅前の丸ビルにも
新しく店を出し、連日おお賑わいだときいています。
でも行くならやはり香港の本店でしょう。
一生に一度の思い出にと考える人も、
何回行ってもまた行きたい人も
「ハイハイQさん」にeメールで申し込んで下さい。
私とは北京でお会いいただけると思います。


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2002年10月9日(水)

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