第828回
上海でとんかつ屋やる人いませんか

とんかつ屋のことを念頭においたまま上海に行ったら、
虹橋という日本人が一番たくさん集まっている地区にある
日本料理屋に連れて行かれました。
私は虹橋に上海で4軒目の日本語学校を
昨年末に開校しましたが、
日本語を中国人に教える片手間に、
日本人に中国語も教えています。
日本語の教室は先生1人に
生徒10人から12人の比率になっていますが、
日本人はたくさんお金を払っても大丈夫なので、
中国語教室は生徒と先生が1対1になっています。
それがたちまち200名以上になってしまいましたから、
現地に行くと、言葉を覚える必要を痛感する人が
如何に多いかわかります。
私は中国で将来、仕事をしたい人は
日本にいる間に簡単な会話くらいできるように
勉強しておいた方がいいと考えて、
新宿に永漢中国語教室をつくりましたが、
最近は代々木公園で新しく分校もはじまりました。
志のある人は先ず
好!」「謝々!」からはじめて下さい。

話は戻りますが、日本人は外国に行くと
すぐ日本料理屋をひらきます。
日本人を相手に手っ取り早く商売ができるからでしょう。
私の連れて行かれた虹橋の日本料理屋も
そこそこお客が入っていましたが、
人を惹きつけるほどではありませんでした。
これだけ日本人の集中しているところで
勿体ないと思いましたが、
すぐ隣接して40坪ほどの店が廃業することになり、
「何かいいアイデアありませんか」と相談を受けました。

とんかつ屋のことを考えていたので、
私は即座に「とんかつ屋では?」と提案しました。
私がスポンサーになってもかまわないし、
とんかつ屋をやりたい人が
申し出て下さってもかまいません。
一番いいのはとんかつの職人あがりで独立したい人か、
海外で働きたい人が申し出てくれることです。
いまのところ、
あちこち歩いても専門のとんかつ屋が見当たりませんが、
上海人も台湾の人と同じようにとんかつはうけつけます。
一人前40元か50元でやれば、
昼も夜も行列をするようになると思いますけれどね。


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2002年6月16日(日)

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