第740回
新天地を見て皆あッと驚きました

この頃は中国を旅行する外国人もふえ、
また中国人の国内旅行も急激にふえているので、
飛行便はいつも満員に近い状態が続いています。
総勢40名になると、席をとるだけでも大へんで、
私たちの乗る飛行便も何回も変更になり、
北京上海間は北京→上海→大阪便の
北京から上海までの空席に割り込むのがやっとでした。
しかも当日は上海の虹橋空港が霧に包まれたために、
1時間半も遅れて北京をとびたちました。

ことしは地球の温暖化でどこも4月か5月の陽気になり、
北京ではとうとう1ぺんも
オーバーコートのお世話になりませんでしたが、
上海はセーターや春のセビロでも熱すぎるくらいです。
到着してすぐ浦東の証券取引所の隣にある私のビルで、
東洋証券の中国株担当の深堀散三さんに中国株について
造詣の深いところを話していただきました。
上海B株が昨年一挙に3倍も上がりましたので、
中国株に対する投資家の関心が俄に深まりましたが、
過去のことよりももちろんこれからどうなるかの方が
ずっと大切です。
上海B株でも香港H株でも、
中国のA株と半分以上、値のひらいたものが
まだたくさんありますから、
もし中国大陸の人が
香港H株を買ってよろしいということになったら、
香港H株に上海B株のようなチャンスが
訪れることになりそうですね。
中国の投信が香港H株とレッド・リボンの株を
組み入れるらしいという噂だけで
香港の中国株は一せいに値を上げているのですから。

しかし、何と言っても一番人気があったのは
国際都市上海のシンボルともいうべき
新しくつくられたレトロの町、
「新天地」に案内した時のことでした。
夕食が終わってから行ったのですが、
金曜日のせいもあって、
レストランやバーやコーヒー・ショップから溢れた
若い人たちで道も路地も黒山のようでした。
「東京にもこんなところありませんね」
「うかうかしていると日本は負けてしまいますね」
という驚きの声が一緒に行った人たちの間から
一せいに湧いてきました。


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2002年3月20日(水)

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