第575回
2002年版・邱永漢「実務手帖」ができました

早いもので、まだ秋口ですが、
2002年版の邱永漢「実務手帖」ができてきました。
ちょうど本屋さんの店頭に並んだところだと思います。

私が自分で自分の使う手帖を設計する気を起したのは、
市販されている手帖や企業からプレゼントされた手帖だと
不便なことが多く、
自分の使い勝手を考えた上でのことです。

たとえば、電話口に出て都合をきかれた場合、
その日にどんなスケジュールが入っているか、
また前後がどうなっているか
一目でわかる日程表が必要です。
1ページの中に1ヶ月分が入っていると、
すぐに返事ができます。

一方、毎日のスケジュールは
1週間分が1ページになっていて、
その日の時間割が書き込めるようになっています。
その右のページは空白になっていて、
左ページに書き込めないことやメモしたいことを
自在に書けるようにしてあります。

また年の暮れが近づくと、
多忙な人は翌年の予定を書き込む必要が起ってきます。
大抵の手帖は余白を少し残してあるだけですが、
私の手帖では6ヶ月先まで
書き込めるようになっています。
アドレス欄が別冊になっているのは、
差しかえるだけで前年度のものをそのまま使えると
手間が省けると思ったからですが、
3年もすると交友関係にも大きな変化が起りますから、
新しく書きなおしながら
いつまでも同じ人生の続きでないことがわかって、
しんみりした気持になってしまいます。

私の手帖の特長の一つは何と言っても
「邱永漢のすすめるうまい店」という
全国はもとより台湾・香港の
レストランの一覧表があることです。
充実をした1年を
力一杯生きる人のためにつくった手帖ですから、
私の主旨に賛成のお方は試みに使って見て下さい。
「もしもしQさん」の読者には
実業之日本社から10冊のプレゼントがありますが、
選にもれた人は大枚945円(税込み)をはたいて下さい。

*「実務手帖2002」の詳細は
 こちらのページをごらんください。


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2001年10月6日(土)

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